新たな挑戦を求める卒業生たち
通信制高校の中で特異な立ち位置を占めるワオ高校(所在地:岡山市)は、個性を尊重し、実践的な学びを重視しています。開校以来多様な生徒が集まり、彼らが自らの目標に向かって進んでいる姿を「活動ダイジェスト」で全国に発信しています。この度、特に海外大学進学を目指す卒業生の活躍を紹介します。
夢の実現に向かって
第1期の卒業生であるTさんとM君が目指しているのは、それぞれ異なる海外の大学での学び。Tさんはハワイ大学のマノア校に進学するため、その準備を整えています。彼女はワオ高校に転入した理由として、海外進学のサポートが充実していることを挙げています。特に、成績を維持することと課外活動への意欲を重視し、自己鍛錬に励んで来ました。この道のりで最も印象に残ったのは、哲学の授業を通じて、自身のスピーキング力を向上させるために壁に向かって独り言を言うトレーニングを行った経験です。
英語カフェの設立
Tさんは「英語カフェ」という同好会を立ち上げ、仲間と共に英語での会話を楽しむ機会を創出しました。彼女の情熱は、同級生や後輩たちにも良い影響を与え、英語学習の重要性を伝えています。学校生活を通して、目指す夢に向かって着実にステップを踏んでいる姿は、他の生徒たちにも刺激となるでしょう。
長期留学を経て進学を決意したM君
一方、M君はオーストラリアでの高校留学を経て、カリフォルニア州立大学チャネルアイランド校への進学が決定しています。彼は以前から自分自身を変える必要性を感じており、高校時代に「社会に出る前に何かをやらなければ」と考えるようになったそうです。オーストラリアでは60代のホストファミリーと過ごしながら、毎日の会話を通じて新たな視点を得ることができました。
サーフィンを再開する場所へ
「Outdoor Education」といった日本にはない科目を学んだ経験も、M君にとって大きな財産となっています。留学後、彼は新しいことに挑戦し続ける重要性を感じ、アメリカの大学への進学を決めました。
しかし、彼にとっての挑戦はこれからでもあります。進学先の大学は、西部の州立大学の中で高い評価を得ており、ロサンゼルスに近い立地のため、再び海でサーフィンを楽しむ機会が待っています。
後輩へのメッセージ
卒業を控えた二人は、それぞれ後輩たちにメッセージを残しています。Tさんは「やりたいことをしっかりとやり、困ったことがあれば相談しましょう」と励ましの言葉を贈り、M君は「挑戦することを恐れず、失敗を経験して成長してほしい」と語ります。彼らの存在は、ワオ高校の理念『豊かな教養と正しい心を持って自らの幸福を求め、社会に貢献する人を育てる』を体現しています。
各生徒がそれぞれの道を切り開いている姿は、今後のワオ高校の発展や進学実績にも大いに影響を与えることでしょう。彼らの挑戦は、今後も多くの仲間を勇気づけ、次の世代のリーダーを育成していくのです。
ワオ高校の哲学
ワオ高校が哲学を学ぶ理由は、個々の学生が多様性に富んだ現代社会の中で、正しい判断を下せる力を育むためです。教養を深め、柔軟な思考を身につけることで、卒業生たちが直面する未来の課題に確実に対応できる人材となることを目指しています。_ワオ高校の学び方は、生徒一人ひとりに寄り添い、オンラインとリアルの両方を活かした効果的な教育スタイルを実現します。_
まずは、哲学的思考を通じて自分の考えを磨き、未来を開く力を養います。これからも、ワオ高校は多くの個性あふれる生徒を育成し続けていきます。