横浜市に新たにオープンした子ども第三の居場所「Tsubame」
2023年8月28日、神奈川県横浜市に新たな子ども第三の居場所『Tsubame』が開所しました。この取り組みは、NPO法人WooMooが運営し、地域の子どもたちが家でも学校でもない場所で安心して過ごせる居場所を提供するものです。ここは、横浜市内において5つ目、そして神奈川県内では2か所目の拠点となります。
NPO法人WooMooは、2011年に設立され、あらゆる世代の女性が生き生きと生涯を送ることができる社会を目指しています。設立以来、妊娠・出産から子育てまで様々な支援事業を展開しており、今回の「Tsubame」もその一環として大いに期待されています。新施設は主に小学1年生から6年生を対象にしており、すべての子どもがありのままの自分でいられる場所を提供することを目的としています。
開所式の様子
開所式には、NPO法人WooMooの理事長、宮下美代子が出席し、「少子化の現在、子どもたちとその親に寄り添うことの重要性」が語られました。彼女は、「支援の手が必要な家庭が多く存在しており、私たちの役割が重要だと感じています」との思いを述べました。さらに、地域の支援者からも祝辞が寄せられ、地域の結束が強いことを示す場面となりました。横浜市南区の区長である高澤和義氏も訪れ、開所を祝う言葉を送りました。
日本財団の金子知史氏も式典に出席し、「Tsubameは全国で235か所目の拠点で、地域の力を結集し、子どもたちが安心して過ごせる場所になることを願う」とのメッセージを伝えました。このように、多くの関係者の支援と期待が寄せられている「Tsubame」は、地域に根ざした場所になることが求められています。
Tsubameの施設概要
「Tsubame」は、毎週月曜日から金曜日の9:30から15:30までオープンし、常勤1名と非常勤11名、さらにはボランティア6名がスタッフとして活動しています。ここでは、子どもたちが仲間と共に過ごし、安心して学べる環境が整えられています。具体的には、食事の提供や学習支援、遊びや体験がプログラムとして用意され、子どもたちの生き抜く力を育むことを重視しています。
子ども第三の居場所の意義
「子ども第三の居場所」というコンセプトは、日本全国に広がりを見せています。特にひとり親家庭や共働きの家庭など、様々な理由で放課後に過ごす場所がない子どもたちへの支援が不可欠く、Introducing「Tsubame」は、必要なサービスを提供することで彼らの助けとなることを目指しています。
NPO法人WooMooが提供するこの取り組みは、地域社会全体で子どもたちの成長を支える一助となるでしょう。今後の活動に、大いに期待が寄せられています。
詳細については、
NPO法人WooMooの公式サイトでご確認いただけます。