千葉県木更津市で盛り上がる「KOSENセキュリティコンテスト2024」の熱戦

KOSENセキュリティコンテスト2024が千葉県木更津市で開催

2024年12月7日（土）、千葉県木更津市に位置する木更津工業高等専門学校（以下、木更津高専）で、「KOSENセキュリティコンテスト2024」が開催されました。このイベントは、CTF（Capture the Flag）形式の大会であり、全国の高専から38チーム、総勢130名以上の学生が集まり、熱い競技を展開しました。

競技内容と結果

コンテストは、Jeopardy形式で行われ、各チームはさまざまなセキュリティ関連の難題に挑戦しました。全体の競技時間は9時20分から始まり、16時まで続き、問題を解くごとに得点が加算され、総合得点によって順位が決定されました。今回のコンテストで最も高得点を得たのは、木更津高専から参加した「m01nm01n」の3年生チームで、総得点は4550点。続いて、東京高専の「TerrAstra」が4050点で2位、高知高専の「コマブロ同好会」が2950点で3位という結果でした。

交流会の様子

競技終了後は、参加者間の交流会が実施され、名刺交換を通じて参加者がコミュニケーションを楽しむ場となりました。初めて名刺を手にした学生たちは緊張した様子でしたが、次第に会話も弾み、新たなつながりを築いていました。このような交流は、今後のキャリアやさらなるスキルアップに貢献することが期待されます。

コンテストの開催概要

このコンテストは、木更津高専が主催し、ハイブリッド形式で開催されました。オンライン参加も可能で、幅広い地域からの参加が促されました。また、株式会社ラックが問題作成と運営を担当し、株式会社日立製作所や日立ソリューションズからの協力が得られています。衛生面にも配慮しつつ、参加者が安心して競技に臨める環境が整えられていました。

KOSENサイバーセキュリティ教育推進センター（K-SEC）

KOSEN高専ネットワークが進めている「KOSENサイバーセキュリティ教育推進センター（K-SEC）」は、今後のサイバー空間に必要な人材を育成するために設立されました。高専機構本部の中心となり、木更津高専と高知高専がその運営校として機能し、サイバーセキュリティ人材の育成に向けたエコシステム作りに取り組んでいます。産学連携による高度なセキュリティ教育も推進されており、特に地域のセキュリティコミュニティの形成が重要視されています。

木更津工業高等専門学校の概要

木更津高専は、1967年に設立された国立の高等専門学校で、これまでに数千人の卒業生を輩出しています。学生は創造力や判断力を養うための教育を受け、様々な分野で活躍しています。自然豊かな環境の中で、学生たちは国際的な視野を持った技術者として成長しています。

木更津高専はサイバーセキュリティ教育に力を入れた取り組みを進めており、今後も全国的に注目される存在となるでしょう。

公式サイト木更津高専