esaの循環型素材
2025-12-04 09:34:25

京都大学との共同研究から新たな循環型素材が生まれた!esaのCO₂排出削減を実証

京都大学との共同研究から生まれた新しい循環型素材



プラスチックリサイクルを中心とした環境事業を展開している株式会社esaは、京都大学の大学院と共同で重要な研究成果を発表しました。この研究では、esaの開発した再生プラスチックペレット「Repla®」について、従来のバージンプラスチックと比較し、そのCO₂排出量が約87%も削減できることを明らかにしました。さらに、バイオプラスチックに対しても約83%の削減効果が確認されたのです。

研究の背景と重要性



日本国内では、廃プラスチックの約70%が焼却処理または埋立処分されています。焼却処理は大量のCO₂を排出し、環境問題の原因となっています。esaはこれを打破すべく、独自技術「esa method」を駆使して複合プラスチックをそのままリサイクルできる手法を開発しました。同社は2022年に京都大学と共同研究を開始し、再生ペレットの環境負荷を評価するための実験を進めてきました。

Repla®の環境負荷削減の実証



北海道大学の教授たちは、Repla®のライフサイクルアセスメント(LCA)を利用して、従来のプラスチック素材と比較した結果、環境負荷の大幅な削減を確認しました。具体的には、CO₂の排出量は1トン当たり364kgとされ、これはVirgin-PE(約2,755kg)と比較して87%の削減に相当します。また、人発がん性毒性も大幅に低減しており、その数値はVirgin-PEの90%も削減されています。

Repla®の混合シナリオとその結果



さらに、Repla®を50%混合したプラスチック製の袋の製造過程においても、CO₂排出量が42%、人発がん性毒性は61%、化石資源の消費が61%も削減できることが確認されました。これにより、Repla®は単に環境負荷を減少させるだけでなく、企業にとっても持続可能な経営を支える戦略的な素材になりうることが示されています。

代表取締役のコメント



asaの代表取締役である黒川周子氏は、次のようにコメントしています。「今回の共同研究は、当社の再生ペレットRepla®が従来のプラスチック素材と比べて大幅に環境負荷を減少させることが科学的に実証された重要な機会です。これは研究成果にとどまらず、今後の市場展開や実際の事業化に向けた大きな一歩となります。再生材の安定した供給と品質保証が、複合プラスチックのリサイクルを広げる鍵だと考えています。」

今後の展望



esaは今後も京都大学とのパートナーシップを強化し、Repla®の品質向上や様々な用途展開を進めていく意向です。また、企業や自治体への環境コンサルティングを通じて、サステナブルな社会の実現に貢献することを目指しています。今回の研究成果は、循環型社会の進展に向けた重要な一歩であり、多くの投資や関心が寄せられています。

再生プラスチック材の具体的な応用例としては、包装材や容器産業での導入が期待されています。このような新しい素材の登場が、脱炭素社会の実現に向けた道を切り開いていくことに期待が寄せられています。

会社概要



株式会社esaは、リサイクルが困難だった複合プラスチックをリサイクル可能にする独自技術を持ち、リサイクルコンサルティングや再生プラスチックの加工・販売に注力しています。これからもよりサステナブルな社会に向けた取り組みを続けることで、環境負荷の低減とCO₂排出削減を両立させることを目指しています。


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会社情報

会社名
株式会社esa
住所
東京都千代田区大手町2-2-1新大手町ビル3階 0 Club
電話番号
050-1752-6866

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