オークラ東京、デザイン性を称えられる
東京の港区に位置するオークラ東京は、世界的なラグジュアリーホテルコレクション「ザ リーディングホテルズ オブ ザ ワールド」(LHW)から、デザイン性の高いホテルとして評価され、新たに発刊される書籍『DESIGN The Leading Hotels of the World』に特集されることが決まりました。この発表は、2024年11月5日に行われた出版記念イベントで明らかになりました。
書籍『DESIGN』の意義
本書は、LHWが推奨する約400軒のホテルを5年にわたりテーマごとに紹介するシリーズの第一弾として制作され、74軒のホテルが掲載されています。特に、オークラ東京はそのデザインとホスピタリティの両面で注目されており、特集記事では10ページにわたってその魅力を紹介されることとなっています。
出版記念イベントの概要
イベントには、LHWの最高マーケティング責任者フィル・コセロフスキー氏が来日し、オークラ東京の再開発に関与した梅原社長や『エル・デコ 日本版』編集長の木熊氏を迎え、ディスカッションが行われました。参加者たちは、オークラ東京のデザインの優位性や、ラグジュアリーホテルにおける個性的なデザインの持つ重要性を掘り下げました。
ホテルのデザインへのこだわり
オークラ東京のデザインは、伝統とモダンが見事に調和しています。フィル・コセロフスキー氏は、オークラ東京が日本建築の伝統に根ざした美学を大切にしながら、現代的なエレガンスを融合させている点を評価しました。また、建築家の谷口吉生氏が父の意匠を受け継ぎつつ、その未来を見据えた革新をもたらしていることも強調されています。
和の心と現代性の融合
オークラ東京は、ミニマリズムをベースにしたデザインを採用し、控えめでありながらも洗練された空間を作り出しています。特に、ロビーは和の優しさを感じさせる安らぎに満ちた空間として高く評価されています。木熊氏もこのロビーの独特な雰囲気について触れ、他のデザインホテルと一線を画す存在であることを認めています。
オークラ東京の未来への展望
代表取締役社長の梅原氏は、オークラ東京のデザインが居心地の良さには欠かせない要素であることを強調し、全体の空間構成や機能性にまで細心の注意を払ったと述べています。オークラは「世界をもてなす日本のホテル」として、今後も和の美と文化を世界に発信することを目指します。
書籍『DESIGN』の詳細
この書籍は、アート関連書籍の出版で知られるPhaidon社から2024年12月に発売予定です。ISBN番号9781838667917で、全国の書店やオンラインショップで入手可能です。
結論
オークラ東京がこのように評価されることは、ただのラグジュアリーホテルとしての地位を超え、文化やデザインにおいての確固たる影響力を示していると言えるでしょう。これからも、世界のデザインホテルの中で引き続き称賛される存在であることが期待されます。