2027年度卒業予定者の就職活動最新調査結果
株式会社キャリタスが実施した2027年度卒業予定の大学生を対象とした就職活動の調査結果が発表されました。この調査は、2026年4月1日から6日の期間で行われ、1,057名の学生が参加しました。以下にその主なポイントをまとめます。
エントリー社数と会社説明会の参加状況
調査によると、2027年度の新卒者が一人当たりエントリーした企業の平均社数は19.2社で、前年の21.8社から2.6社減少しました。一方で、エントリーシート(ES)の提出社数は前年を上回り、平均で9.7社から10.7社に増加。これは、選考を受ける上での意欲が高まっていることを示しています。しかし、約47.8%の学生が「ESの締切が早過ぎて応募できなかった」と感じており、企業側の締切管理が問題視されています。
内定状況の変化
4月1日時点での内定率は67.6%で、前年同期の64.9%を上回りました。また、内定を決定して活動を終了した学生は22.1%で、約72.4%の学生が就職活動を続けていることが明らかになりました。内定を得た学生が所属する業界は、「情報処理・ソフトウェア」が最も多く、文系・理系問わず1位を占めています。
企業からのフォローアップ
内定を取得した学生の多くが、早期に内定企業からのフォローを経験しており、これは企業側が新卒者に対して積極的なサポートを行っていることを示す要素となっています。
就職活動を継続中の学生の人気業界
就職活動を継続中の学生が最も希望する業界は「官公庁・団体」であり、次いで「銀行」が続くことが分かりました。また、就職活動を終えたいタイミングとしては、選考解禁後の「6月後半」が最も望まれているようです。
会社説明会に対する不満
調査結果では、会社説明会に不満を感じた学生が80%に達しており、企業の説明内容や進行方法に対する改善が求められています。学生のニーズに応えた説明会の実施が重要な課題となるでしょう。
離職率の上昇と採用形態の変化
採用形態については、「総合職採用(メンバーシップ型)」が最も多いものの、減少傾向にあります。一方で「初期配属確約採用」は年々増加しており、学生が安定した将来を求める傾向がうかがえます。
結論
この調査結果から見えるのは、学生は既に多くの企業にエントリーを行い、内定も多数受けている一方で、エントリーシートの締切や会社説明会の質に対する不満が依然として残っているということです。企業はこれを踏まえて、新卒者のニーズに合った採用活動を行う必要があります。さらに、現状の就職環境に対する理解を深め、効果的なサポート体制を整えることが今後の課題です。