東京バレエ団のイタリア公演
2024-12-23 13:04:19

東京バレエ団が60周年記念のイタリア公演を大成功で終える

2024年11月12日から29日までの約2週間、東京バレエ団はイタリアの4都市で第36次海外公演を大成功のうちに終えました。この公演は、古典バレエの名作『ラ・バヤデール』第2幕「影の王国」や、モーリス・ベジャールの振付『春の祭典』と『ロミオとジュリエット』、さらにイリ・キリアンの『小さな死』や『ドリーム・タイム』の5作品から3つを厳選し、各地の歴史ある劇場で披露されました。

公演はカリアリで始まり、バーリ、ボローニャ、リミニと続きました。特にカリアリでは7公演が行われ、その後半には満席となるほどの盛況ぶりでした。また、バーリやボローニャ、リミニでの公演も早々にチケットが売り切れ、行く先々で熱烈な拍手と歓声が送られました。

今年、60周年を迎えた東京バレエ団は、1966年に海外公演を開始して以来、これまでに800回に迫る公演を世界各国で実施しています。イタリアでも特にミラノ・スカラ座やローマ歌劇場、フィレンツェ歌劇場などに何度も足を運んでおり、現地の舞台関係者やダンス愛好者の間ではすでに広く知られた存在です。そのため、今回の公演も期待を持って迎えられ、現地のメディアからは「名門バレエ団が8年ぶりにカリアリに戻ってくる」「創立60周年を迎えた歴史あるカンパニーが3つの人気作を上演する」と取り上げられました。

公演評でも多くの称賛が寄せられました。カリアリオペラ劇場での初日、19世紀と20世紀の傑作が上演され、観客は熱い拍手で応えました。さまざまな意見が寄せられる中でも、特に印象的だったのは現代バレエ中心のプログラムへの観客の熱狂的な反応でした。

バーリのペトゥルツェッリ劇場では、観客たちが東京バレエ団の巧妙で優雅な舞台に魔法をかけられ、演技の細部までが珠玉の経験を生み出したとのことです。観客からはスタンディング・オベーションが送られ、公演の記憶は深く残ることでしょう。

さらに、南イタリア新聞には『春の祭典』の公演が特に素晴らしかったと報じており、ストラヴィンスキーによる音楽とベジャールの振付が融合し、ダンサーハの激しい動きが観客の心を打つ様子が描写されました。

公演最終日には、イリ・キリアンやモーリス・ベジャールによる作品が東京バレエ団の精緻な表現で再現され、観客の心を揺さぶる場面も。日本のバレエ団が持つ卓越したテクニックと芸術性が際立ち、多くの観客の印象に強く残ったことは間違いありません。

この公演は、東京バレエ団の国際的な評価を再確認するものであり、次なる海外公演に向けた新たなステップとして位置づけられています。このプロジェクトは、文化庁の助成を受けたもので、イタリアの4都市を巡る旅程で、全13回の公演を実施しました。ツアーの終了時に、東京バレエ団の海外公演は33か国158都市で通算799回に達しました。一週間ごとに披露されるバレエの美しさは、今後も多くの観客に感動を与え続けることでしょう。


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