中西雄飛氏、宇宙ロボットスタートアップGITAIに参画して夢を実現へ

中西雄飛氏、GITAIに参加

元SCHAFTの創業者でありCEOの中西雄飛氏が、新たに宇宙ロボットスタートアップのGITAIに加わりました。その背景にある彼の夢や目指す未来について詳しく掘り下げてみましょう。

中西雄飛とは

中西氏は東京大学で情報理工学を博士号取得。彼のキャリアは二足歩行ロボットに情熱を注いできたもので、SCHAFTを設立し、同社をGoogleに売却した後もその発展に力を尽くしました。しかし、2018年の年末、SCHAFTは解散の運命を辿ります。それでも中西氏は悔いなく、自身の開発したロボットに誇りを持っているとのことです。

宇宙で働くロボットへの挑戦

中西氏がGITAIに参加する理由は、宇宙で作業するロボットの実現という彼の新たな夢への挑戦です。宇宙における作業需要は、近年急増しており、特に国際宇宙ステーション(ISS)が民営化される2025年までに、その活動が多様化することが見込まれます。現状、宇宙飛行士の滞在は約3ヶ月と限られていますが、GITAIはロボットを使って長期間作業を行うことで、生産性を大幅に向上させることを目指しています。

GITAIのビジョン

GITAIが目指すのは、宇宙で作業を行うロボットを導入することによって、ロケットの打ち上げ回数を削減し、作業コストを大幅に下げることです。中西氏は、「私たちは必ず宇宙で働く最強のロボットを実現させます」と強い意気込みを寄せています。これはただのロボット開発ではなく、人類の移動を根本的に考え直す試みといえるでしょう。彼は、既存の移動手段を見直し、移動そのものを不要にする技術の実用化が未来において10倍の価値をもたらすと信じています。