ACAFPがKMSKダインゼを買収
2022-01-05 20:00:06
ACAFPがKMSKダインゼを買収、アジア発のサッカービジネスの新時代が幕開け
新たな幕開け、アジア発のサッカービジネス
ACAFP(ACAフットボール・パートナーズ)は、ベルギーサッカー・プロリーグ2部のKMSKダインゼの買収契約に合意したことを発表しました。この契約により、アジアを拠点にしたマルチクラブオーナーシップのビジネスが本格化します。サッカーは、地域の歴史や文化と密接に関連したエンターテインメントとして、世界中で発展してきましたが、近年はグローバル化の進展や科学的アプローチが取り入れられ、ビジネス面でも成長が加速しています。
ACAFPは「サッカーの価値を解放し、進化させる」というミッションを掲げ、サッカービジネスに精通した人材を確保しています。彼らは、テクノロジーと科学的なアプローチを用いて、魅力的なサッカーを表現することを目指しています。具体的には、持続可能なビジネスモデルの構築、企業ガバナンスの導入、そして透明性のある経営に向けた取り組みを進めています。
「KMSKダインゼ」は1926年に設立され、2019-20シーズンにはベルギーのプロリーグ2部に昇格した実績を持つクラブです。さらに、現在は新スタジアムの建設計画が進行しており、商業施設も併設される現代的な複合型スタジアムの構想が期待されています。
ダインゼ市の魅力
ACAFPが新たに買収したKMSKダインゼのホームタウンであるダインゼ市は、東フランダース地域に位置しています。人口約4万5千人のこの小都市には、富裕層が多く住んでおり、レイエ川が美しい景観をもたらしています。地域への貢献を重視するACAFPの姿勢は、ダインゼ市のコミュニティにとって大きなプラスになることでしょう。
CEOの小野寛幸氏は、買収が2年の時を経て実現したことに喜びを示し、「KMSKダインゼを起点に、ヨーロッパサッカーの活性化に貢献したい」と語りました。また、この取り組みが日本やアジアの選手に新たな可能性をもたらすことも期待されています。
一方、KMSKダインゼの会長であるDenijs Van De Weghe氏も、「新たなパートナーシップを結び、この歴史あるクラブを次のレベルへ引き上げられることを信じている」とコメントしています。
新たな施策の開始
KMSKダインゼの買収後、ACAFPはオン・ザ・ピッチとオフ・ザ・ピッチの両面で施策を進めていく計画を立てています。オン・ザ・ピッチでは、データやスポーツサイエンスを用いた選手の育成や戦術構築を行い、スカウティングに力を入れる方針です。データ解析ソフトウェアへの投資も視野に入れています。
一方、オフ・ザ・ピッチでは、地域文化やコミュニティへの貢献を重視しながら、クラブ価値を高めていく施策を進めます。これには、グローバルメンバーシッププログラムやデジタルコンテンツ制作を含むOTTプラットフォームの構築も含まれ、アジア市場を主要なターゲットにしています。
ACAFPは、シンガポールを拠点に置くサッカー事業会社であり、欧州のサッカー関係者との連携を強めながら、グローバル展開を加速させる意気込みです。今後、KMSKダインゼを中心に、より多くのクラブとのパートナーシップが進むことが期待されます。
まとめ
ACAFPのKMSKダインゼ買収は、アジアから世界のサッカービジネスに革新をもたらす重要なステップとなるでしょう。これからの展開に目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
ACA FOOTBALL PARTNERS PTE. LTD.
- 住所
- 8 Temasek Blvd, #34-02 Suntec Tower Three, Singapore 038988
- 電話番号
-