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壁装材・床材の価格改定について

株式会社サンゲツが2024年12月1日より、壁装材・床材・ファブリックの価格を改定することを発表しました。この改定では、値上げ幅が10%から15%に設定されています。この決定は、昨今の経済環境の変化に起因するもので、インテリア関連商品の原材料価格が高騰しているためです。

原材料コストの上昇

塩ビ樹脂や可塑剤、ナイロンなどの主要原材料の価格が上昇しているほか、仕入れ先の労務費や物流費、エネルギー費、設備更新コストも続々と高騰しています。このような状況の中では、業界全体で製造能力が逼迫しており、労働力不足も顕在化しています。これらの要因が絡み合い、製品の安定供給と高品質の維持が難しくなっています。

価格改定の背景

サンゲツは、商品供給の維持や物流サービスの質を確保するため、価格改定に踏み切らざるを得ませんでした。同社は、協力会社との連携や業務効率化を進めてきましたが、その努力にも限界があったと認識しています。また、物流関連費用や施工現場への配送にかかるコストも増加しており、今後のビジネス運営に影響を与えることが予想されています。

ステークホルダーへのお願い

サンゲツは、すべてのステークホルダーの理解と協力を求めており、商品の魅力やサービスの質を向上させることに努めています。企業が掲げるブランドステートメント「Joy of Design」は、デザインするよろこびを提供することを目的としており、今後も新しい空間作りをサポートします。

価格改定の詳細

価格改定は、2024年12月1日受注分より実施されます。対象商品の改定後価格については、営業担当者を通じて事前に案内される予定です。これにより、顧客にとってより魅力的な商品とサービスを提供し続けることが可能となります。

会社概要

株式会社サンゲツは、住宅から非住宅分野に至るまで、幅広く壁装材や床材、ファブリックを手がけており、国内シェアは約50%を誇ります。創業以降、独自の企画・開発を行い、2024年3月期の連結売上高は1,898億円に達しています。名古屋市に本社を構え、デザインの喜びを多くの人々に届けることを目指しています。

価格改定は消費者や取引先に影響を与える重要な内容ですが、サンゲツはこれを機にさらなる成長を目指して挑戦を続けます。用意されたサービスや製品の質を保ちながら、今後も顧客に価値を提供できるよう努力していく所存です。

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