オーストラリアのアートイベント
2018-10-04 09:00:27

多文化共生を楽しむオーストラリアのアートイベントまとめ

オーストラリアの多様な文化を体感するイベントが日本に!



現代のオーストラリアのアートシーンを体現する注目のイベントが、11月に実施されます。在日オーストラリア大使館が主催する「オーストラリア now」企画の一環として行われるこのイベントでは、先住民の文化とコンテンポラリー・ダンスの融合をテーマにした「バンガラ・ダンス・シアター」が来日し、特別な公演が予定されています。

バンガラ・ダンス・シアターは、オーストラリア先住民の悠久の歴史と文化を基にしたダンスカンパニーで、世界的に高い評価を受けています。日本では、2つの代表作である『Spirit 2018』と『I.B.I.S』が上演されます。これらの作品はオーストラリアの多様性を見事に表現しており、観客に強いメッセージを与えることでしょう。さらに、カンパニーの芸術監督スティーヴン・ペイジ氏の来日もあり、彼自身の作品に対する情熱や理念を直接感じる絶好の機会といえます。

高齢者の躍動を描く公演も!



また、オーストラリアからはもう一つのユニークなダンスカンパニーも来日します。グレアム・マーフィー率いる「マチュア・アーティスト・ダンス・エクスペリエンス」は、高齢者たちが舞台で新たな表現を探求するパフォーマンスを披露します。作品『フロック(ドレス)』は、年齢を重ねたダンサーだからこそ生まれる独自の視点が見どころです。超高齢化社会の日本において、ポジティブなメッセージを発信する意義深い公演となるでしょう。

観客との新たな体験を提供



これらの公演だけでなく、バック・トゥ・バック・シアターによる『スモール・メタル・オブジェクツ』も注目されます。この作品は、知的障がいを持つ俳優によるパフォーマンスを通じて、社会の偏見や固定概念を問い直す挑戦的な内容です。池袋の公共空間を舞台に、観客は彼らの声をヘッドフォンで聴きながら、個別のドラマを体感するという新しい演劇体験を得ることができます。

これらの公演を通じて、オーストラリアの文化や社会における多様性、違いを受け入れる柔軟性について考えを深める機会が提供されることでしょう。現代アートの力で、私たち自身の価値観を再評価し、共に生きる社会の在り方について思索する場となる予感がします。

これらのイベントは全て、オーストラリア政府が主導する「オーストラリア now」企画の一環として、全国各地で行われる予定です。アートと文化を通じて新たな視点を得、オーストラリアの多様な姿を体感する絶好のチャンスです。

会社情報

会社名
オーストラリア大使館
住所
東京都港区三田2-1-14
電話番号

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