株式会社KADOKAWAは、月刊文芸小説誌『小説野性時代』の2025年1月号(vol.253)を2024年12月25日(水)から配信開始しました。この号では新たな連載作品が3つ発表され、読切ではブレイディみかこの作品も掲載されています。
新連載作品の紹介
神永学『怪盗探偵山猫楽園の蛇』
待望の新連載として帰ってきたのは、神出鬼没の怪盗・山猫。彼が華やかに金を盗み、悪事を暴く様子が描かれます。物語の進行と共に、山猫のキャラクターやその魅力が明らかになっていくことでしょう。読者は彼が繰り広げる冒険と、巧妙な犯罪を楽しむことができます。
坂井希久子『大江戸ぐるまん』
次に登場するのは、坂井希久子による『大江戸ぐるまん』。19歳の娘が絶品大江戸ミシュラン物語を発表するために奔走するストーリーです。食べることが大好きな主人公が新たな発見をしながら成長していく様子が描かれ、読者を魅了すること間違いなしです。
増田俊也『七帝柔道記III友たれ永く友たれ』
増田俊也のシリーズ最新作、第三作目が到着しました。高校を中退した主人公が、新聞社に入社後、進む道に関する一本の電話を受け取ります。この青春小説は、友情や困難に立ち向かう姿が描かれています。
読切作品の魅力
ブレイディみかこの『店長はサクセスお化け私労働小説―ザ・シット・ジョブ―』も要注目です。激安衣料量販店の店長とその店員のやり取りを描いたこの作品は、ポジティブな接客を強要される現場のリアルを笑いを交えて示しています。労働環境を風刺したユーモア溢れる内容となっており、読者の共感を呼び起こすことでしょう。
おすすめ連載作品
さらに注目の連載には、米澤穂信が書き、星野源が撮影を担当する『石の刃』が挙げられます。このリーガルミステリは、弁護士がある殺人事件の控訴審に取り組むストーリーです。緊張感漂う展開と、深い人間ドラマが織り交ざる魅力的な作品です。
また、森沢明夫の『ハレーション』や、森絵都の『デモクラシーのいろは』もお忘れなく。作品それぞれの作風やテーマが際立つことでしょう。
配信情報
『小説野性時代』の電子版は、毎月25日に新号が配信予定で、価格は385円(税込)です。角川文庫やラノベ読み放題、カドブン、カクヨム、noteなどさまざまなプラットフォームで楽しむことができます。新しい物語に出会うために、ぜひ手に取ってみてください。