社会保険料を正しく算定するために
毎年恒例の「算定基礎届」提出の時期がやってきました。これは、社会保険料を決定するために必要な手続きで、給与支払者にとっては毎年欠かせない業務です。しかし、実際には「誰かが出していると思っていた」「17日ルールについて理解していない」など、あいまいに処理されているケースが見受けられます。これを放置すると、企業や従業員に思わぬ不利益をもたらす恐れがあります。
算定基礎届とは?
算定基礎届の正式名称は「定時決定届」です。この手続きでは、4月から6月に支払われた給与の平均額を基に、その後の社会保険料が決まります。つまり、この時期の手続きは非常に重要です。未提出のまま昨年の保険料が継続されたり、交通費を含めずに標準報酬月額がずれてしまったり、休職中の方を「17日以上」とカウントしてしまったりすることがあります。こういったミスが起こると、企業にとっての不利益は計り知れません。
無料セミナー開催のご案内
このような算定基礎届に関する理解を深めるために、一般社団法人クレア人財育英協会が2025年7月17日(木)に「算定基礎届のしくみとリスクを知る」をテーマにした無料セミナーを開催します。講師には、特定社会保険労務士であり、ハラスメント対策の専門家である小野純氏が登壇します。彼は累計400回以上の実績を持ち、企業や病院、教育機関での研修に定評があります。
セミナーの詳細
- - 日時: 2025年7月17日(木)12:00〜13:00
- - 場所: クレア人財育英協会本社(千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町本社ビル6F)
- - 講師: 小野純(特定社会保険労務士・雇用クリーンプランナー)
- - 問い合わせ: こちらから
セミナーでは、以下の疑問にお答えします。
- - 算定とは何か?「三定」との違いは?
- - 提出期間は7月10日で終わってしまったが、今からでも出せるのか?
- - 保険料が高くなっていた原因は何か?
- - 「働いた日数17日以上」の定義は?
- - 交通費は含めるべき?
- - 提出しないとどうなるのか?ペナルティは?
小野純氏のご紹介
小野氏は特定社会保険労務士であり、パワハラ防止法施行以前より多くのハラスメント・労務研修に関与してきました。彼の講義は、現場での実践に基づいたもので、法律をどう伝え、どう動かすかに定評があります。また、雇用クリーンプランナー資格の講師としても精力的に活動しています。この資格は、ハラスメントの予防と相談対応に特化しており、実践的な知識を習得できるオンライン講座も提供しています。
メディア関係者へのお知らせ
登壇講師のインタビューや取材、記事掲載のご相談も随時受け付けています。労働条件通知書の法改正やハラスメント対策に関する専門的なコメントもご要望に応じて迅速に対応できます。
この機会に、算定基礎届や社会保険料の重要性を再確認し、不明点を解消する良いチャンスにしてください。