バウハウスの精神を受け継ぐ新しい時計ブランドの登場

バウハウスの精神を受け継ぐ新しい時計ブランドが登場

20世紀の建築とデザインの礎を築き、今でも多くの人々に影響を与え続けているバウハウス。その理念を受け継ぐ時計ブランド「bauhaus walter gropius」が、2025年11月21日より新たに登場します。今回のコレクションの中でも特に目を引くのが、デッサウのバウハウス校舎をイメージした「ATRIUM（アトリウム）シリーズ」です。

ATRIUMシリーズの魅力

ATRIUMシリーズは、バウハウス校舎に存在する特徴的な窓枠をモチーフにしたデザインが施されており、光と影が織り成す美しいグラデーションとともに、印象的な鉄の窓枠が強調されています。これにより、時計はただの時間を示す道具としてではなく、デザインアートの一部としての役割を果たします。

この新コレクションは、マーサインターナショナル株式会社が日本での総輸入代理店として手掛けており、東京の日本橋にオフィスを構える企業です。代表取締役の吉野浩史氏の指導の下、バウハウスの精神を日本にお届けすることに力を入れています。

ブランドの背景とデザイン哲学

バウハウス・ヴァルター・グロピウスは、バウハウスの設立者であるヴァルター・グロピウスのデザイン哲学を体現しています。その理念には、機能性、シンプルさ、そして普遍的な美が根底にあります。このブランドの時計は、グロピウスのデザイン様式を単に模倣するだけでなく、鮮やかな三原色を基にしたカラフルなデザインやグラフィックを取り入れることで、現代的な解釈がなされています。

かつてバウハウスで教鞭をとった著名なアーティスト、ヨゼフ・アルバースの有名な作品からインスパイアを受けたカラフルなグラフィックが施され、見る者の目を楽しませます。これにより、時計は単なる時間の計測器でなく、アート作品としての価値を持つものとなっています。

デザイナーのダニエル・エルトナー

この魅力的なコレクションを手掛けるのは、著名なプロダクトデザイナーであるダニエル・エルトナー氏です。彼はミュンヘンでデザインを学び、幼少期からバウハウスの影響を受けて育ちました。過去には、ローゼンタールやWMF、カッペリーニといった多くの名だたるブランドにおいてデザイナーとして活躍してきました。

彼のデザイン哲学は、職人技が光るメイド・イン・ジャーマニーの時計に落とし込まれ、デッサウで生まれたコレクションは徹底した品質管理の下、製造されています。

100周年記念モデルとストーリーテリング

2025年は、デッサウにあるバウハウスの校舎が誕生してから100年の節目の年です。この特別な年に合わせて、日本においてもバウハウスの血脈を受け継ぐ時計が登場することは、多くのバウハウスファンにとって喜ばしいニュースです。

コレクションの中には、バウハウスの理念や歴史を感じさせる多くのデザインコンセプトが散りばめられています。「FORUM（フォーラム）シリーズ」に見られるのは、写真やタイポグラフィに革新をもたらしたモホリ・ナジへのオマージュです。また「NEW BAUHAUS（ニューバウハウス）シリーズ」は、アメリカに移住したモホリ・ナジがシカゴにおいて設立したバウハウスを象徴するモデルとして、興味深いストーリーを提供しています。

商品仕様と価格

- ATRIUM（アトリウム）シリーズ

価格: 121,000円（税込）
ムーブメント: 日本製自動巻き
ケース: ステンレススチール316L 40mm
ストラップ: 革 20mm
防水: 5気圧防水
生産国: ドイツ
保証期間: 2年

- FORUM（フォーラム）シリーズ

価格: 44,000円（税込）から
ムーブメント: 日本製クオーツ
ケース: ステンレススチール316L 39mm
ストラップ: 革 18mm
生産国: ドイツ

- NEW BAUHAUS（ニューバウハウス）シリーズ

価格: 約55,000円（税込）から
ムーブメント: 日本製クオーツ
ケース: ステンレススチール316L 38mm
生産国: ドイツ

まとめ

バウハウス・ヴァルター・グロピウスのコレクションは、近代デザインの必然的な進化を象徴し、多くの人々にとって新たな時間の過ごし方を提供してくれることでしょう。2025年11月21日のローンチを心待ちにしつつ、バウハウスの豊かな歴史とそれを体現した時計に触れてみませんか。

詳しい情報は公式サイト waltergropius.jp でご覧いただけます。