NEC通信システムが再び認定を受けた理由
日本電気通信システム株式会社(NEC通信システム)は、2025年3月10日に経済産業省と日本健康会議によって設立された「健康経営優良法人2025(大規模法人部門 ホワイト500)」に、2年連続で、また3度目の認定を受けました。この認定は、健康経営に関して優れた実践を行っている企業を表彰する制度の一環であり、2016年度から実施されています。
健康を重視した企業文化
NEC通信システムの経営方針は「元気を基盤に成長と進化を強い意志と実行力で成し遂げる」というものであり、この「元気」の根源として「健康」を掲げています。「全員が健康を大切に思う文化の醸成」を目標に掲げ、社員が心身ともに健康で働ける職場環境を整えることが事業の成長や企業価値の向上に直結すると考えています。
取り組み実績と今後の課題
2023年から2024年にかけての健康推進活動の結果、がん健診の受診率は前年比約10%増の79.0%に達しました。また、健康診断の有所見率も改善し、社員の健康意識や行動の向上が見られます。しかし、一方で生活習慣を改善したいものの実際には行動に移せていない社員が30%以上存在しており、これは今後の改善課題として特に注目されています。
2024年度の具体的な取り組み
2024年度には『Drive for health』というテーマを設定し、健康管理と生活習慣に関する10の項目を定め、全社員に対して浸透活動を行っています。具体的には、フィットネストラッカーの提供や健康アプリの導入を進め、社員の多様な健康ニーズに応じたプログラムを充実させています。また、健康に関する懇談会や健康アンケートなども行い、全社員が参加できるような活動を継続的に実施しています。
健康白書の発表
これらの取り組みについての詳細は、「健康白書2024」としてまとめられ、外部に向けても公開されています。今後もNEC通信システムは、全社員が健康を重視し、活き活きとした職場づくりに取り組んで行く方針です。
健康経営の重要性
健康経営は、単なる業務の効率化を超え、社員一人ひとりの生活の質を向上させる取り組みです。従業員の健康を大切にすることは、企業全体の活力を高め、結果として業績の向上につながります。今後とも、NEC通信システムの活動に注目していきたいと思います。