田中電気が新たに取り扱うAI搭載ドローン
東京都千代田区に本社を構える田中電気株式会社は、1,500以上の公的機関や企業で使用されている「Skydio 2+」および「Skydio X10」と呼ばれる、米国製のAI搭載ドローンの取り扱いを開始しました。このドローンは、自律飛行を可能とし、特に点検や監視などの用途でその力を発揮します。
Skydioドローンの特徴
Skydio 2+
「Skydio 2+」は、Visual SLAM技術を搭載した中型ドローンです。縦横30cm未満のコンパクトな設計にもかかわらず、狭小空間での高度な飛行能力を誇ります。このドローンは、内装でも問題なく自律飛行が可能で、橋梁点検などでは複雑な構造物の間をスムーズに飛行し、障害物を避けながら安全に点検を行えます。また、約2メートルの空間があれば屋内巡視も可能で、最大27分間の飛行が可能となっています。
- ジンバルカメラの垂直上下回転による全方位撮影
- 45cmからの狭間での飛行能力
- 飛行距離は57km/hと高速度を誇ります
Skydio X10
「Skydio X10」は、Skydio 2+の機能に加え、さらに高性能な特長を持つ大型ドローンで、約80cm未満のサイズで設計されています。可視光や赤外線を用いた障害物検知機能により、暗所や夜間でも自律飛行が可能です。サーマルカメラとズームカメラを搭載し、精密な点検や監視を実現します。また、IP55等級を取得しており、様々な天候条件でも耐えられる仕様です。
- LTE接続可能で、リアルタイムのデータ伝送が可能
- 最大72km/hの飛行速度
- 優れた耐久性を持つ設計
様々な業界での活躍
AIを搭載したSkydioシリーズは、建設業界やインフラ点検業界、さらには水産業や警備業界など、多岐にわたる分野での利用が期待されています。特に、労働力不足の解消や危険作業の代替、防災対策など、現代の課題に対応するための重要なツールとされているのです。
秋葉原ドローンスクールでのセミナー
田中電気は、毎月秋葉原ドローンスクールにてドローンに関するセミナーを開催しています。実機を用いたデモンストレーションを行い、企業からの関心も高まっています。
例えば、2025年3月5日に開催されたセミナーでは、悪天候にも関わらず17名の参加者がありました。企業のニーズに応じた情報提供やドローンの具体的なデモが行われ、好評を博しました。次回の日程や申し込み方法に関しては、公式ウェブサイトを訪れることが推奨されています。
展示会出展
また、田中電気株式会社は、今後の展示会にも出展予定です。実機の展示が行われるので、興味のある方は是非足を運んでみてはいかがでしょうか。出展予定のイベントには、来年6月に開催される「Japan Drone 2025」や、7月の「第11回国際ドローン展」が含まれます。
結論
AIを搭載したSkydioシリーズは、今後様々な業界での利用拡大が見込まれています。田中電気株式会社は、ドローンの販売のみならず、ドローンスクールの運営や飛行場レンタルを通じて広範なサービスを提供しており、一層の注目が集まっています。