幻の技法で描くガラス絵アート
時を超えた美しさを感じる「内ヶ島幹子ガラス・絵画展」が、名古屋栄三越で開催される。この展示は、8月14日(水)から8月20日(火)までの間、無料入場で楽しむことができる。内ヶ島幹子さんは、愛知県名古屋市出身のアーティストで、彼女の作品は旅先での感性を反映しているのが特徴だ。人間と自然の共存をテーマにした幻想的な作品は、きっと訪れる人々を魅了することだろう。
展示会概要
名古屋栄三越の8階に位置するジャパネスクコートでは、内ヶ島幹子の独自の技法であるガラス胎七宝を使用した作品と、アクリル画を展示する。特に注目すべきは、ガラスを土台に釉薬や金属を組み合わせ、焼成を繰り返すことで生まれる透明感と艶のある楽曲だ。
幻の技法、ガラス胎七宝
ガラス胎七宝は、古代エジプトやメソポタミアにその起源を持つが、19世紀のアールヌーボーに試みられた後、長い間消え去った技法である。しかし、1990年代に七宝焼作家の長谷川淑子によって蘇り、今日では内ヶ島さんの手によって新たな生命を吹き込まれている。作品はまるで、自然の一部がそのまま形を変えたかのような美しさを持っており、観る人々に非日常のひとときを提供する。
展示作品の一部
展示される作品の中でも特に目を引くのが「幻想の夕焼け」。夕暮れ時の情景を捉えたこの作品は、自然界の美しさと人間の内面をまさに描き出している。その他にも「魔法の花瓶と知恵の果実」など、各作品が持つストーリーと色使いは、見る者に新たな気づきを与えてくれる。内ヶ島さんは、アクリル画や油絵も手掛けており、それぞれの作品が持つ特異の魅力に圧倒される。
作品の背景
内ヶ島さんの背景には、自身の育った自然豊かな環境と大学で専攻したファッションデザインの影響がある。彼女は、トリップしながら異文化に触れ、この体験が彼女の色彩感覚を育て、独自の表現方法に磨きをかけてきた。彼女が手がけるアートは、自己の探求でもあり、同時に観る者との心の対話を生むものでもある。
まとめ
「内ヶ島幹子ガラス・絵画展」は、ただのアート展示ではなく、観覧者が自らの思考を広げ、心の奥深くに触れる機会でもある。この作品群に触れ、内ヶ島幹子の魅力をぜひ体感してみてほしい。夏のひとときを特別なものにする旅が、ここ名古屋栄三越で待っている。
詳細情報
- - 開催日時: 8月14日(水)~8月20日(火) 10:00~19:00 (最終日は16:00終了)
- - 会場: 名古屋栄三越 8階 ジャパネスクコート
- - 入場料: 無料
- - 詳細URL: 化妝八年展
美しいアートを通じて、日常から離れたひとときをお楽しみください。