フードテック官民協議会が初の総会を東京農工大学で開催！アップサイクルフードの未来を探る

フードテック官民協議会が新たな一歩を踏み出す

2025年11月4日、東京都府中市に位置する東京農工大学にて、フードテック官民協議会のアップサイクルフードワーキングチーム（WT）による第一回総会が開催されます。本イベントでは、食品業界におけるアップサイクルの重要性や、社会への浸透を図るための取り組みが発表されます。

アップサイクルフードの推進背景

食品ロスという社会問題が深刻化する中、アップサイクルという概念の理解は未だ10%にとどまっており、さらなる普及が求められています。WTは、生活者や事業者が抱える課題を解決し、アップサイクルフードをより多くの人々に知ってもらうことを目指して発足しました。その活動は多様なプレイヤーとの連携によって支えられています。現在、ASTRA FOOD PLAN株式会社、オイシックス・ラ・大地株式会社、株式会社オリゼ、株式会社グリーンエースの4社が発起人として中核を担い、参加企業は2025年10月には48社を超え、業界横断的な動きが加速しています。

初回総会の開催目的

この総会では、主に次の4つのイニシアティブが発表される予定です。ひとつ目は、アップサイクル食品の定義を明確化し、認知度を高めること。二つ目は、信頼できる認証制度を整備し、消費者が選びやすい環境をつくること。三つ目は、アップサイクル原料の位置づけと事業環境整備を進め、官民連携のもとで制度化を図ります。最後に、事例共有や共同PRイベントを通じ、参加企業や一般生活者への認識拡大を目指します。