松尾電気が特別支援学校就職サポート隊ひろしまに表彰される

松尾電気が特別支援学校就職サポート隊ひろしまに表彰

広島県三原市にある松尾電気株式会社が、広島県教育委員会から「特別支援学校就職サポート隊ひろしま」推進企業として表彰を受けたことが報告されました。この表彰は、特別支援学校高等部の生徒が就職を目指すための支援に貢献した企業を称えるものです。

表彰の背景

松尾電気は、2016年から特別支援学校の生徒を受け入れ、職場実習を行っています。2019年に「特別支援学校就職サポート隊ひろしま」制度に登録。以降も、生徒への継続的なサポートを行ってきました。また、松尾電気では、特別支援学校の卒業生を2017年から常時雇用しており、企業向けの参観日などの行事にも積極的に参加しています。

これにより、就労前から企業と特別支援学校の間での相互理解を深め、障がい者の就労促進に貢献している点が評価され、この度の表彰につながりました。

ダイバーシティ推進の取り組み

松尾電気は、障がい者と健常者が共に生産に関わる環境を整備しています。具体的には、作業現場での集計を簡略化するための治具や、工具を保持する際の目印を設け、作業の正確性を向上させています。これにより、障がいを持つ社員だけでなく、健常な社員の生産効率も高まり、作業工数の削減にもつながっています。

また、生活支援として独身寮を整備し、専門職との定期的な面談を実施することで、社員の生活面でのサポートも行っています。この取り組みは、広島県内の特例子会社としては唯一のものです。

社会との連携

同社は、行政との連携も強化しており、障がいを持つ社員との個別面談や、社内での年金説明会も開催しています。これにより、社員一人ひとりが必要とする支援を見つけやすくする取り組みを進めています。

結論

これらの取り組みにより、松尾電気は特例子会社としての枠を超え、障がい者と健常者が共生するダイバーシティの実現に努めています。今後も、すべての社員がその能力を発揮し、さらなる成長を目指す職場環境を整えていくことでしょう。

松尾電気の親会社、スタンレー電気株式会社は、1920年に創業以来、特殊電球の製造販売を行い、現在では国内外の主要自動車メーカーへ製品を提供しており、さまざまな製品で人々の安全と安心を支えております。

公式サイトはこちらからアクセスできます。