大河原愛新作展「静けさの内に留まる羊は、いかにして温もりを手に入れたかⅢ」
2024年11月30日(土)から12月24日(火)まで、京都市下京区にある京都 蔦屋書店にて、大河原愛の新しい展覧会が開かれます。今回は「静けさの内に留まる羊は、いかにして温もりを手に入れたかⅢ」というタイトルのもと、精神の光と闇をテーマにした新作が発表されます。大河原氏は、アートを通じて人々の心に寄り添う作品を生み出し続けてきました。
アーティストの背景
大河原愛は、武蔵野美術大学で日本画を学び、同大学院修了後にニューヨークに滞在しました。その経験がコンテンポラリーアートへの関心を高め、今日に至ります。彼女の作品は主に人物の背中を描くもので、皮膚や骨格の美しさを巧みに表現しています。近年では、感情に寄り添うために、さまざまな動物をテーマにした作品も制作しています。大河原氏の作品には、彼女自身の内面的な痛みや、弱者に対する深い理解が色濃く反映されています。
新作展示内容
展示内容には「ただ静かに降り積もる18」という作品も含まれており、728×530mmの油彩・ミクストメディアが使用されています。この作品を通じて、大河原氏は現代社会における人々の孤独や不均衡な存在を描き出し、鑑賞者に温もりを感じてもらうことを目指しています。彼女のアートは、抽象と具体が交錯する独自の世界観を生み出し、観る人に感動を与えます。
作品の購入について
展示される作品は11月30日(土)10:00より店頭にて販売され、また、アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて、12月2日(月)10:00から12月24日(火)17:00まで購入が可能です。ただし、状況により販売が前倒しされる場合もあるため、注意が必要です。
大河原愛の思い
この展覧会に寄せて大河原氏は、「生きづらさを感じる現代に生きる人々を少しでも励ましたい」という思いを込めて作品を制作していると語っています。彼女が描く姿は、温もりを求め続ける一人ひとりの心の中に、光や希望が存在することを伝えたいという願いでもあります。アートを通じて、彼女の作品に触れることで、視覚的な刺激だけでなく、精神的な癒しや支えも得ることができるでしょう。
会場のご案内
展示会場は、京都髙島屋S.C.内の京都 蔦屋書店6Fアートウォールです。入場は無料で、11時から20時まで開場していますが、最終日のみ17時に閉場します。また、アートと文化が融合したこのスペースは、アートファンに限らず、さまざまな人々に楽しんでもらえる場所となっています。
新作展「静けさの内に留まる羊は、いかにして温もりを手に入れたかⅢ」は、アートと精神の探求をテーマにした非常に魅力的な展示です。ぜひ、この機会に大河原愛の作品を体感してみてください。