中学生と高校生の習い事事情
春は新たな学年に進むタイミング。この時期は多くの中高生が新しい挑戦を求めたり、これまでの習い事を見直す機会でもあります。株式会社DeltaXが実施した調査によると、高校生の保護者100名に対し「中学生と高校生の習い事」についての実態を取材しました。
調査の概要
この調査の結果、中学進学の折に55%の家庭が「やめた習い事がある」と回答しました。特に運動系の習い事は69.1%と最も多く、部活動への移行が影響していることが伺えます。部活の活動が増えることで、「時間が足りない」「体力的に厳しい」といった理由から、事前に習い事を見直す家庭が多かったようです。
中学進学後に続けられている習い事としては、音楽系や英会話などが挙げられますが、こちらも「時間が取れなくなった」「勉強との両立が困難」といった理由から卒業するケースが目立ちました。
積極的な習い事の選択圧
特に目立つのは「勉強の習慣づけ」に重きを置く選択です。中学生になり、塾は「高校受験準備」の一環として見直され、46%の家庭が学習塾を利用しています。また、受験対策や進路指導が重視されるようになります。保護者の声からも、以前通っていた塾から定期テスト対策が充実したものに変更する例が頻出しています。
本気の取り組みへのシフト
高校生になると、習い事の選択に際して若干の変化が見られます。調査によると、高校生の約40%は習い事を行っていないと答えており、進学や通学時間の変化が影響しているようです。しかし、中高生にとって習い事の選択肢は「将来にどう役立つか」に基づき、明確な目的を持つようになってきました。
例えば、プログラミングや語学学習といった、将来的なスキルを身につけるための習い事を選ぶ傾向が強まっています。また、生活環境が変わるこの時期、習い事を見直すことが必然的に求められる時でもあります。
家族での協議が重要
こうした変化を受けて、保護者も子どもと習い事について話し合い、彼らの意向を尊重しているケースが目立ちます。習い事の続行や卒業は、親の判断だけでなく、本人の意思に基づいて決定されることが多く、自立を促すサインとも言えるでしょう。高校進学のタイミングで68.1%が塾から離れるとされていますが、その多くが受験が一区切りを付けた結果です。
まとめ
この調査からは、中高生の習い事が学年とともに「役割」が変化していることが明らかになりました。小学生の頃はさまざまな体験を求める時期であったのが、中高生になるにつれ、時間に制約が生まれた結果、より目的遂行の意識が強まるのです。新学期は親子で習い事を見直す絶好の機会。ぜひ、これに合わせて「何のため」「いつやるか」「優先順位は何か」をしっかり考えてみましょう。これからの成長に向けた大きな一歩に繋がるはずです。