「産直」の国際的展開
2025-11-03 10:18:22

持続可能な地域づくりを目指す「産直」の国際的展開

パルシステムがボルドーで発信した地域食料主権の重要性



2023年10月31日、フランスのボルドーで開催された「グローバル社会連帯経済フォーラム」において、パルシステム連合会が重要なメッセージを発信しました。このフォーラムは、持続可能な地域開発や経済モデルについて考察する国際的な会議であり、世界中から多くの市民団体や協同組合が参加しました。具体的には、109か国、907都市からの10,800人が集まり、食料主権や地域経済についての議論が行われました。

地域食料主権の強化



パルシステムは、このフォーラムの中で新潟県の産地との協力事例を報告し、持続可能な生産・消費の在り方について紹介しました。特に、長年の交流を通じて築かれた地域の食料システムにおいて、生産者と消費者が互いに理解を深めることの重要性を強調しました。実際、農産物の取引だけでなく、お互いに訪問し、話し合うことにより、より良い関係を築いているのです。

この関係の中で、パルシステムはただ利益を追求するのではなく、リスクを分かち合うことで持続可能な地域づくりに寄与してきました。

「産直」がもたらす地域づくり



パルシステムは、食料主権をテーマに掲げ、地域に根ざした生産活動を推進しています。特に、新潟県阿賀野市の笹神地区との40年以上にわたる交流は、地域の生産者と消費者の理解を促進し、共に発展していくための良い例です。このように、地域に密着した取り組みは、実際に多くの人々にとって直面する社会課題を解決する手段となっています。

グローバルなネットワークの構築



GSEF(Global Social Economy Forum)は、2013年に韓国のソウルで設立された国際組織です。37カ国からのメンバーを擁し、市民や協同組合など、さまざまな団体が関与しています。このフォーラムでは、地域社会をより良くするために学び合い、経験を共有することが目的とされています。

フォーラムは隔年で開催され、日本からも多くの関係者が参加し、意見交換を行います。パルシステムはこの取り組みを通じて、社会的連帯経済の広がりにも寄与しています。

未来への展望



2025年は国連によって国際協同組合年に設定されています。この重要な年に向けて、パルシステムはさらに持続可能な地域づくりを推進していく計画です。人々が協力し、共に生きる社会を目指す活動を推進することで、地域経済はもちろん、globalな連帯の輪を広げることが期待されています。

おわりに


持続可能な地域づくりは、多くの人々の協力がなければ成し遂げられません。さらに、協同組合の理念に基づいた「産直」の取り組みは、地域を強化するための重要な要素です。パルシステム連合会のような先進的な例が、未来の経済における新しいモデルとして広がっていくことを期待します。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

会社情報

会社名
パルシステム生活協同組合連合会
住所
東京都新宿区大久保2-2-6ラクアス東新宿
電話番号
03-6233-7200

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。