JFEエンジニアリングがインドの廃棄物処理・発電事業に本格参入
2026年4月、JFEエンジニアリング株式会社は、インドの大手廃棄物処理会社Antony Waste Handling Cell Limited(AWHCL)の子会社であるAntony Lara Enviro Solutions Private Limitedが設立した廃棄物処理・発電事業会社に25%出資することを発表しました。これにより、JFEエンジニアリングの海外における廃棄物発電事業は、ベトナムに続いてインドが2カ国目となります。日本の建設・エンジニアリング企業として、インドの廃棄物発電事業への出資はこれが初めての取り組みです。
今回、JFEエンジニアリングは、AWHCL社との提携により、アンドラ・プラデーシュ州内の地方自治体広域連合やSwachh Andhra州営公社との間で、合計20年間の廃棄物処理コンセッション契約を締結しました。具体的には、以下の2つの事業会社を通じて運営を行います。
1.
Kadapa Renew Energy Pvt. Ltd.
2.
Kurnool Renew Energy Pvt. Ltd.
この契約に基づいて、2026年度から2カ所の廃棄物発電プラントの設計・建設に取り掛かり、2028年度の完成・運転開始を目指しています。これらのプラントでは、日量最大1000トンの一般廃棄物を受け入れ、そのうちの750トンを焼却処理し、クリーンエネルギーへと転換します。発電出力は15MWを予定しており、産出された電力はアンドラ・プラデーシュ州南部配電会社(APSPDCL)に売電される予定です。これにより、地域の安定した電力供給と環境の改善に寄与することが期待されています。
設計・調達・建設の業務は、JFEエンジニアリングの100%子会社であるJFE Engineering India Pvt. Ltd.(JFEE India)が担います。このプロジェクトは、インドでのJFEエンジニアリングにとって初の廃棄物発電プラント設計・建設案件となり、JFEE Indiaは2011年の設立以来、国内外で培った廃棄物発電の技術を駆使して、クオリティの高いEPC(設計・調達・建設)サービスを提供していきます。
JFEエンジニアリングは、AWHCL社の25年以上にわたる廃棄物管理の運営ノウハウと当社の発電プラントに関する技術を融合させることで、このプロジェクトを成功へと導くことを目指しています。今後も同社は、インド国内外において廃棄物発電事業の計画、建設、運営を推進し、持続可能な資源循環型社会の実現に向けて、現地のデベロッパーと協力しながら貢献を続けていく方針です。
この取り組みは、廃棄物処理の新たなモデルを示し、インドの環境保護と持続可能な経済発展に寄与する重要なステップとなるでしょう。JFEエンジニアリングがどのようにこれらの目標を達成していくのか、引き続き注目が集まります。