個別指導塾同立有志会が学習支援『Iシステム』を無償提供開始

学習支援システム『Iシステム』無償提供のニュース

個別指導塾同立有志会が、全国の小中学生に向けて学習支援システム『Iシステム』の無償提供を開始しました。この取り組みは、新型コロナウイルスの影響により学校への登校が難しい学生たちのために実施されており、地域格差や障害の有無にかかわらず、すべての子供たちが楽しんで学べる環境を提供することを目指しています。

無償提供の概要

対象者

この無償提供の対象は、コロナウイルスの影響で登校できなくなった全国の小中学生です。基本的には各個人が対象ですが、公教育機関やNPO法人などの団体も利用可能です。興味がある方は、同立有志会の公式ウェブサイトからの問い合わせが推奨されています。

提供期間

申し込みは2020年3月31日までとなっており、早めの手続きが求められます。特に家庭での学習に不安を感じる保護者にとっても、有用な機会となるでしょう。

『Iシステム』の詳細

『Iシステム』は、同立有志会が自社開発したプリント学習システムであり、現在は多くの学習塾や放課後デイサービスでも活用されています。このシステムは、自立学習用に設計されているため、教師のサポートがなくても、生徒は自宅で独自に学習を進めることができます。利用にはパソコン、タブレット、またはスマートフォンとプリンターが必要です。

このプログラムは、すべての学習レベルに対応しており、特に学習に障害のある生徒向けの教材も用意されています。この教材は特別支援教室や特別支援学校に通う生徒にも対応し、それぞれの学習ニーズに合った支援が可能です。

無償提供の背景

近年のコロナウイルスによる学校の長期休業は、家庭内での子どもの学習に不安をもたらしています。同立有志会は、この状況を重く受け止め、子どもたちの学びを支えるため『Iシステム』の無償提供に踏み切りました。この機会を利用して、自宅学習の習慣を身につけ、学ぶことの楽しさを再発見するきっかけとしたい考えです。

また、保護者にとっても、『Iシステム』を通じて子どもの学習時間を効果的に活用できるため、安心感をもって家庭学習を進めることができるでしょう。

同立有志会について

株式会社個別指導塾同立有志会は、奈良県大和郡山市に本社を構えています。創業者の中村尊裕氏は、同志社大学在学中に進学塾での経験を経て、『本当の学びの楽しさを伝えたい』との理念から、同立有志会を立ち上げました。この教育機関は、これまでに約5,000人の生徒に指導を行い、近年では発達障害者用の教材開発にも取り組んでいます。