株式会社アジケが金融機関向け「FINUI」サービスを開始
株式会社アジケが、金融機関に特化したUI設計支援サービス「FINUI」の提供を始めました。このサービスは、銀行などの金融機関においてデジタル責任者が抱えるさまざまな課題を解決することを目的としています。特に、振込画面の設計や、異なるベンダーによるUIの変化に対する対応をサポートします。具体的には、完成された画面パターンを提供することで、銀行のデジタルサービスをよりスムーズに進められるようにするのが特徴です。
FINUIの概要
FINUIは、アジケがこれまでに蓄積した金融機関向けのUI設計の型やベストプラクティスを基盤にしたリファレンスを提供します。このサービスは、振込、口座開設、認証など、金融機関に必要な画面を完成姿で手に入れることができるため、ゼロからデザインを考えるストレスを軽減します。業務シナリオごとにステップ化されたデザインは、各画面の設計意図や法令、WCAGに基づく考え方も明示されており、利用者が安心して抽出された情報を基に議論できる環境が整っています。
FINUIの特徴
1. 直接利用可能な参照デザイン
FINUIでは、実際の業務シナリオ—たとえば「他行宛・初回振込」や「口座開設」—を元に設計された画面がステップごとに整理されています。これにより、誤振込の防止や詐欺警告といった重要な要素が含まれた画面設計をすぐに使うことができます。
2. FigmaファイルとStorybookによる実装コード
提供されるデザインは、Figmaで直接確認できるだけでなく、そのまま動作するコードも利用可能です。デザイントークン、コンポーネント、パターン、テンプレートの四階層で整理されており、SIerやベンダーとの円滑なコミュニケーションを円滑に行うための共通言語となります。
3. 法令やWCAGへの対応
各シーンで生じる法令やWCAG対応の必要事項も併記されており、より幅広い設計環境が整えられています。これにより、異なるデバイス(モバイル、デスクトップ、ATM)で一貫したユーザーエクスペリエンスを提供できるようになっています。
アジケの実績
アジケは、これまでにもメガバンクの大規模デザインシステムの構築や、ネット銀行の全面リニューアル、地方銀行の口座開設アプリや店頭接客タブレットの設計といった重要なプロジェクトに携わってきました。これらのプロジェクトを通じて培ったナレッジや経験を基に、FINUIは作られています。
代表のコメント
株式会社アジケの代表取締役社長、梅本周作は「銀行のひとつの画面が、利用者にとって大きな安心感をもたらすことがある。その質を、金融機関が毎回ゼロから議論し直すのは無駄である」と語り、このサービスを通じて業界の連携を深めたい意向を示しています。
FINUIの利用方法
利用者はまず、FINUI画面と自身の金融機関が抱える課題を照らし合わせるところからスタートできます。その後、気になる画面を選び、アジケのデザイナーによる評価を受けて、必要なカスタマイズや実装を進めていく流れになります。すべての参照デザインやサービスに関する相談は無償で行っており、しっかりとしたサポートが提供されます。
お問い合わせ
FINUIに関する詳細やデモ請求については、アジケの公式サイトより問い合わせが可能です。金融機関およびその関連プロジェクトに関わる企業のみを対象としたこのサービスは、業界全体に新たなデザインフレームワークを提供することを目指しています。
全国の金融機関の皆様にも、ぜひ利用していただきたいサービスとして注目されています。