伊藤忠エネクス、関西に初のリニューアブルディーゼル給油拠点を開設

伊藤忠エネクス、関西初のリニューアブルディーゼル給油拠点を開設

2025年1月20日、伊藤忠エネクス株式会社が大阪南港に関西地区初のリニューアブルディーゼル（RD）給油拠点を開設しました。この新しい取り組みは、国内陸上輸送の脱炭素化を進め、環境負荷を減らすための重要なステップです。

リニューアブルディーゼルの登場

今回のRD給油設備は、伊藤忠エネクスの連結子会社であるエネクスフリート株式会社が運営します。このリニューアブルディーゼルは、廃棄物から生成される次世代型再生可能燃料で、石油由来の軽油と比べて、ライフサイクル全体の温室効果ガス（GHG）排出量を最大90%削減することが可能です。つまり、環境に優しい燃料としての役割を果たすことができます。

初給油の様子

この新たな給油拠点での初めての給油は、旭化成ホームズ株式会社が運営する車両に行われました。このトラックはセンコー株式会社のもので、特別にラッピングされており、RDの給油を受けました。これにより、このトラックは2026年3月まで環境に配慮した運行を実現します。

RD給油拠点の意義

伊藤忠エネクスは、2021年11月に日本初となる常設RD給油拠点を神奈川県海老名市に開設し、その後も東京都や愛知県へと拡大してきました。今回、関西地区の物流の中心地である南港に新たに給油拠点を設けることで、東名阪間でのRD給油が可能となり、より多くの陸上輸送企業が導入しやすい環境を整えました。これにより、多くの荷主企業がGHG排出削減の計画を実行しやすくなるでしょう。

環境への継続的な貢献

伊藤忠エネクスは、経営理念として「社会とくらしのパートナー」を掲げています。「エネルギーと共に・車と共に・家庭と共に」という考え方のもと、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けています。さらに、脱炭素社会の実現に向けた貢献を環境方針の一つとして掲げています。このような活動は、今後も続けられる予定です。

新しい時代のビジネスモデルとして、伊藤忠エネクスは人々の生活の向上と持続可能な社会の発展に向けた努力を重ねていくでしょう。環境問題が深刻化する中、このような取り組みは非常に重要な意味を持っています。