明治大学「MUAC」が川崎市と共に子ども向け建築イベントを開催

川崎市と明治大学が手を組む建築イベント

川崎市と明治大学理工学部建築学科の有志団体「MUAC」が、次世代を担う子どもたちのために特別な建築イベントを開催します。このイベントは、昨年度の川崎市制100周年記念事業を契機にスタートさせ、その後の公共建築月間に合わせて様々なプログラムが展開される予定です。

イベントの背景と目的

「MUAC」は、明治大学生田キャンパスに通う建築学科の学生から成るグループで、川崎市の職員と密に連携しながら企画を進めてきました。川崎市のまちづくりに貢献することを目指し、建築への興味を抱かせるための活動に取り組んでいます。このイベントは、川崎市の未来を担う子供たちに建築の楽しさや重要さを伝えることを主な目的としています。

イベント概要

1. ミライに残そう中野島の夢

川崎市立中野島小学校では、6年生の5クラスを対象にしたアートプロジェクトが進行中です。MUACがコーディネーターとなり、子どもたちが自らの町『中野島』をテーマに自由に建物や街並みを描き、グラウンドの仮囲いに展示します。これは、子どもたちが共同で創造する過程を通じて、地域への愛着や建築への理解を深める機会となります。

展示は中野島小学校の北門の通り沿いやJR南武線「中野島駅」の下り線ホームからも見ることが可能です。在校生や保護者を除いての見学はできませんが、地元の方々にも楽しんでもらえるアート作品に仕上がるはずです。展示終了時期は未定。

2. 市役所のヒミツを探れ！建物たんけん隊

このイベントは、川崎市役所本庁舎を探検し、空間デザインや使用されている素材、先進的な技術を学ぶ体験型ワークショップです。「建物博士」を目指し、建築クイズや背くらべワークショップに挑戦します。市役所に隠されたさまざまなヒミツに迫る楽しい体験を子供たちに提供します。

- 開催日: 2025年12月20日（土）
- 開催場所: 川崎市役所本庁舎
- 対象: 市内在住・在学の小学生（保護者同伴可）
- 参加費: 無料
- 定員: 約40名（応募者多数の場合は抽選）

参加申込期間は2025年11月4日（火）から11月28日（金）まで。詳細な情報は川崎市の公式サイトで確認できます。

MUACについて

「MUAC」のメンバーは、理工学部建築学科の学生16名で構成され、学年別に多様なアイデアを持ち寄って活動しています。彼らは今年11月に組織されたばかりですが、すでにさまざまなイベントの企画や運営に関わっています。

彼らは、InstagramやX（旧Twitter）でも情報発信を行っており、興味のある方はぜひフォローしてください。
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このように、明治大学と川崎市のコラボレーションは、地域の子供たちにとって建築を学び、感じる貴重な機会となることでしょう。今後の展開にも期待が高まります。