2023年春、大口の業務委託トライアルが始まる!
岡山県の「共同受注窓口倉敷」では、企業の人材不足を解消し、業務の効率化を図るため、2023年春以降の新規トライアル業務委託を受付け始めました。この取り組みは、76ヶ所の事業所の力を結集し、軽作業や内職作業を中心に企業や行政からの大口注文に応じる体制を整えています。
共同受注窓口倉敷とは?
共同受注窓口倉敷は、障がい者支援事業所と企業の間に立ち、多様な業務ニーズに応えるソリューションを提供しています。企業が抱える軽作業や内職作業の外注先が必要な状況では、単独の事業所では受注できない場合が多いのですが、共同受注窓口では複数の事業所と連携することで、迅速かつスケールの大きい業務請負が実現可能です。
多彩な業務内容とサポート体制
受注可能な業務には、食品製造(弁当、パン、焼き菓子等)、内職作業(封入、袋詰め、検品等)、印刷物の制作(名刺、パンフレット)、配送業務、クリーニング、そして廃品回収など、多岐にわたります。また、倉庫を利用することで、商品管理や梱包、出荷までの一貫したサポートも整っており、特に都市部の事業者には保管コストの削減も期待できます。
SDGsに根差した企業活動の強化
共同受注窓口倉敷は、企業のニーズに応じたSDGsを意識した商品開発やプロセスの支援にも取り組んでいます。「Reduce」(リデュース)や「Reuse」(リユース)を実践した製造や発送体制の強化を図りながら、ダイバーシティ及びインクルージョンを重視した障がい者の雇用支援を行っています。
工賃向上を目指して
岡山県内では障がい者の工賃水準が低く、約16,000円という現状があります。共同受注窓口倉敷は、こうした工賃を上げる方法として、企業との協力を深め、さらにニッチな業務や大量の作業依頼にも応じる姿勢を貫いています。
お問い合わせと今後の期待
共同受注窓口倉敷は、今後も企業の業務ニーズに柔軟に対応し、障がい者が自立した生活を送るための工賃向上を目指していきます。需要に応じた業務委託トライアルも受付中ではありますが、詳細な相談は事務局まで気軽に問い合わせてみてください。