赤ちゃんの「吸てつ力」を科学的に測定するデバイス
住友ベークライト株式会社が開発した革新的な哺乳センシングデバイスが、「BabyTech® Awards 2025-26」において授乳と食事部門の大賞を受賞しました。この受賞は、赤ちゃんの授乳に関する新たな知見を提供するものとして、育児における多くの悩みや不安を解消する可能性を示しています。
哺乳センシングデバイスとは?
このデバイスは、摂南大学理工学部の西恵理准教授との共同研究の成果として生まれました。主に赤ちゃんの舌の動きを計測し、母乳を飲むための「吸てつ力」を客観的に数値化します。これにより、母親は自分の赤ちゃんの哺乳能力を科学的に把握することができます。このデバイスがもたらす最大のメリットは、育児に対する不安を軽減する点です。
デバイスと専用ソフトウェアの連携
さらに、デバイスの測定結果と、母親や助産師が記入する授乳チェックシートが統合された専用PCソフトウェアも開発しています。このソフトウェアにより、授乳に関連する各種指標を一目で確認・分析できるようになり、助産師による個別的かつ的確なアドバイスが可能になります。この一連のシステムによって、授乳指導の質が向上することが期待されます。
使用者の自信向上と心理的安全性
慶應義塾大学医学部小児科学教室の有光威志専任講師や鳴海覚志教授と協力して行った調査によれば、哺乳センシングデバイスを使った授乳指導では、親の授乳に対する自信が約30%向上し、育児に対する不安も軽減されたことが確認されています。これにより、親たちの心理的安全性が向上し、育児に良い影響を与えることが示されています。
BabyTech Awardsの意義
このデバイスがBabyTechアワードという権威のある賞を受賞したことは、育児における新たな技術の進展を象徴するものです。授乳時の課題をサポートするために開発された本技術は、これからの母乳育児指導の質を高めるために、一層の努力を続けていくことを宣言しています。
結論
住友ベークライトは、この哺乳センシングデバイスを通じて赤ちゃんの健康的な育児を支援し、全ての親子が安心して育児に取り組める環境を整えていく所存です。育児の悩みを解消するためのこの革新技術に大いに期待が寄せられています。