地域活性化を目指す株式会社KULと桃山学院大学の産学連携授業
株式会社KUL(代表取締役:吉田滋)は、地域の活性化を図るために、桃山学院大学と連携して実施されるPBL(Project-Based Learning)形式の授業を行いました。この授業は「地域連携特別講義-産学連携で地域活性化を図る」として珠玉の15回にわたって展開され、学生たちにとって地域と商業施設の未来を考える貴重な場となりました。
実践的な学びが学生の創造力を育む
本授業では、地域の様々な課題を解決するための企画を考えることを目的とし、座学やフィールドワーク、さらにはプレゼンテーションを通じて実践的な学びを提供します。講義は4月から7月末までの期間に行われ、受講生はシティプランニングや小売業、ショッピングセンターの役割、広告の活用など、多角的な視点から地域活性化について深く掘り下げました。
さらに、授業では株式会社KULの社員が講師を務め、実際に運営している商業施設「エコール・いずみ」でのフィールドワークも行われました。ここでは、現場のスタッフが地域との関わりや施設運営の実態を講義し、学生たちはバーチャルリアリティ(VR)を使ったスポーツ体験も楽しむことができました。
PBL授業の成果と学生の成長
授業の最終回では、学びと経験を元に受講生たちが商業施設内の広場をどう活性化できるかをテーマにしたプレゼンテーションを実施。その中では現行の課題を分析し、典型的な顧客像を設定、さらにはイベント内容や実施主体についても具体的な提案がなされました。結果、ユニークで実現可能性の高いアイデアが多く生まれ、当社にとっても新たなインサイトを得ることができました。
受講生たちからは「説得力のある企画書を作成する難しさを実感した」「企業に対して資料を作成し発表するのは貴重な経験になった」といった感想が寄せられ、より実践的な学びを得ることができたようです。
産学連携による持続可能な地域モデルの構築
特筆すべきは、昨年度の受講生たちが自主的に地域活性化のイベントサークルを立ち上げた点です。彼らは本年7月に「せっけん×プログラミング」などのコラボワークショップを開催し、大学での学びを実社会に活かしている様子が見受けられます。
このように、企業と教育機関が連携することで地域の未来を担う人材育成と地域課題の解決を同時に実現する実績を上げ、これからも持続可能な地域活性化を目指すモデルケースとしたいと考えています。
株式会社KULの理念と今後の展望
当社は「安全で安心できる、居心地のよい場所」を提供することを企業の理念とし、今後も学生の学びを支援し、彼らからの提案をもとに地域との連携をさらに深めていく所存です。持続可能な地域活性化に向けた取り組みを引き続き進めていくことで、地域と共に成長する企業であり続けたいと渇望しています。
授業概要と会社情報
- - 講義名称: 地域連携特別講義・産学連携で地域活性化を図る 01
- - 開講時期: 春学期(週1回・全15回)
- - 内容: 実践的指導を通じた座学やフィールドワーク、企画書作成、プレゼンテーション
- - 会社名: 株式会社KUL
- - 所在地: 大阪市中央区本町四丁目3番9号 本町サンケイビル(19階)
- - 事業内容: 地域社会に貢献する施設の建設・経営・管理
- - ウェブサイト: 株式会社KUL
この取り組みがますます地域活性化への道を広げ、未来を担う学生たちの成長に寄与することを期待しています。