医療用ウィッグ試着会が東京大学にて開催
8月28日、東京大学医学部附属病院で特別な試着会が行われます。抗がん剤治療を受ける患者様にとって、ウィッグは自分の身体と心のケアに重要な役割を果たします。しかし、外出が難しい入院患者にとって、ウィッグを試着する機会を持つことは簡単ではありません。そこで、この試着会は、入院中の患者様が気軽に医療用ウィッグについての相談や試着ができる場としてスタートしています。
参加することで得られるメリット
この試着会には、複数のウィッグメーカーとともにメークやネイルの専門家も参加します。患者様は一度の訪問で様々なサービスを受けられるため、時間も労力も大幅に軽減されます。ウィッグだけでなく、メークやネイル、さらには人工乳房に関する相談も可能です。
実際、昨年開催された他の試着会では、ウィッグと同時にメークや帽子を作るワークショップも行われ、患者同士の交流の場所にもなりました。有明病院のイベントでは専任の講師が手編みの帽子を指導し、参加者同士が笑い合いながら交流する姿も見られました。このようなコミュニティの場は、心のケアとして非常に重要です。
試着会の参加者の声
試着会には、入院患者だけでなく多くの一般の方も訪れます。「メーカーによってこんなに違いがあるとは知らなかった。いろいろな商品を試せてとても良かった」との声が寄せられ、参加者には有意義な時間が提供されています。メーカー側も多数のユーザーに直接商品を試してもらえる機会となり、自社製品の良さをアピールする絶好の場となっています。
今後の展望
今後も定期的に開催される試着会の中で、病院との連携をさらに強化していく方針です。医療関係者との理解を深め、より多くの病院で試着会を実現できるよう努力しています。参加者にとって、安心して自分らしいスタイルを手に入れるための一歩を後押しする、そんな存在であり続けたいと考えています。
医療用ウィッグ試着会の詳細
日時:8月28日(金)10:30~15:30
場所:東京大学医学部附属病院、入院棟A1Fレセプションルーム
ぜひ、この機会を利用して、ウィッグやメークについて相談し、自分に最適なスタイルを見つけてみてください!