冬の手荒れに要注意!市販薬だけでは改善しない実態
冬が訪れると、乾燥や寒さに伴って手荒れやあかぎれに悩む人が増えます。そんな中、医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニックが実施した調査によると、手荒れに関する対処法に驚くべき実態が明らかになりました。
調査結果の概要
本調査の結果、手荒れを経験した人のうち82.7%が市販薬のみで対処していることが判明しました。しかし、実際にはその67.3%が「改善しない」と感じており、皮膚科を受診した人はわずか12.0%にとどまっています。この結果は、手荒れに対する認識不足と適切な治療の受け方の重要性を示しています。
調査が行われた背景には、冬季の空気の乾燥や、室内の暖房、また感染症対策となる頻繁な手洗いや消毒によって、手荒れが起こる要因が数多く存在するからです。多くの方が市販薬での対応に甘んじ、適切なケアを受けるべきタイミングを逃している可能性があります。
本調査の具体的な結果
1.
市販薬による対処が主流: 手荒れを経験した人の82.7%が市販薬で対処。
2.
改善しない現状: 市販薬使用者の67.3%が改善を実感できていない。
3.
皮膚科受診率の低さ: 皮膚科を訪れる人は12.0%にとどまる。
4.
「たかが手荒れ」が受診を妨げる: 48.7%が「手荒れで病院に行くほどではない」と回答。
皮膚科受診を躊躇する理由
「たかが手荒れ」と軽視されがちですが、長期間改善しない状態は、主婦湿疹や接触皮膚炎など専門的な治療が必要な場合があります。この認識のギャップが、受診を妨げる最大の要因となっています。
皮膚科の重要性
アイシークリニックの髙桑康太医師は、「市販薬を2週間以上使用しても改善しない場合は、その背後に深刻な皮膚の問題が潜んでいるかもしれない」と警告します。皮膚科では、市販薬では対処できない症状に対する専門の治療が受けられるため、早期受診が推奨されます。
手荒れの症状と適切な対策
手湿疹
主婦湿疹は、皮膚が敏感になり、水仕事や洗剤の影響で悪化する疾患です。特にこの時期、水仕事の頻度が高まりがちな家庭では、注意が欠かせません。
そのため、症状が広がらないように事前のケアが必要です。
あかぎれ
あかぎれは、乾燥によって皮膚が亀裂を生じた状態で、特に冬は症状が悪化しやすいです。
保湿とともに皮膚を保護するための対策が必要ですが、深刻な場合は専門医の診察を受けることが求められます。
接触皮膚炎
特定の物質に触れることで起こる接触皮膚炎も、手荒れの原因として多く報告されています。市販薬では原因の特定が難しいため、症状が続く場合は早めに受診するべきです。
冬の手荒れ対策のポイント
- - 保湿: 手洗い後は必ず保湿剤を使用する。
- - 水仕事の際には手袋を着用: ゴム手袋の上から綿手袋を使用することで、さらに守りましょう。
- - 皮膚が乾燥している時期には熱いお湯を使わない: ぬるま湯で洗うことを心掛ける。
- - 就寝前のケア: 夜はワセリンをしっかり塗り、手袋をして保護を。
まとめ
冬の手荒れは簡単に放置してしまう問題ですが、適切な治療を受けないことで慢性化し、さらなる悪化を招くリスクがあります。市販薬を用いた2週間以上の改善が見られない場合は専門医を受診し、早期の適切なケアを行うことが重要です。
手荒れに悩む方々が、少しでも早く快適な生活を取り戻せるよう、情報を広く共有し、必要な治療へつなげていきたいものです。