文藝春秋が選ぶ電子書籍の2024年ベスト10タイトルを発表！

文藝春秋が贈る2024年電子書籍ベスト10

株式会社文藝春秋（所在地：東京都千代田区、社長：飯窪成幸）は、自社の電子書籍約7500点をもとにした2024年のベスト10リストを発表しました。これは、読者の皆様にとっても注目の情報です。ランキングは、文芸・ノンフィクション、そしてコミックの2部門に分かれており、様々な作品が名を連ねています。

文字もの部門

1位：『世界一流エンジニアの思考法』（著：牛尾剛）

1位に輝いたのは、Microsoftの現役エンジニアである著者による本書です。仕事の考え方や進め方を短いフレーズで教えてくれる一冊であり、「怠惰であれ！」「早く失敗せよ！」といったメッセージが詰まっています。その内容は、エンジニアだけに限らず多くのビジネスパーソンにも響くもので、読者からの熱心な支持を集めました。

2位：『俺たちの箱根駅伝上下』（著：池井戸潤）

続いて2位には、箱根駅伝を舞台にした感動の物語が登場。かつて強豪校だった選手たちと、彼らを応援するテレビマンの熱いドラマを描き出しています。池井戸潤の持ち味を存分に発揮した作品は、文芸部門での小説としても強烈な印象を残しています。

3位：『もう明日が待っている』（著：鈴木おさむ）

著名な放送作家として活躍した鈴木おさむの引退記念作品が3位にランクイン。彼の目を通し記録されたSMAPに関する思い出は、多くのファンの心をつかみました。新たに加えられた章も注目で、彼の真実の思いが詰まっています。

コミック部門

1位から6位までを独占：『俺、勇者じゃないですから。 VR世界の頂点に君臨せし男。（著：心音ゆるり・原作、伊咲ウタ・漫画）』

この人気シリーズは、2021年に連載がスタートしてから高い支持を受け続けており、ついにランキングを独占しました。VR世界での冒険を描いたこの作品は、原作小説がウェブサイトで人気を博した結果、コミカライズとしても成功をおさめています。

7位：『私だけ年を取っているみたいだ。ヤングケアラーの再生日記』（著：水谷緑）

2年連続ベスト10入りを果たしたこの作品は、ヤングケアラーの実際の体験を描いたドキュメンタリーコミックです。家族に対する世話や家事を行う若者たちの視点から、社会の現実をつづっています。

8位：『竜馬がゆく 7』（著：司馬遼太郎・原作、鈴ノ木ユウ・漫画）

坂本竜馬を題材にした大河コミックが8位にランクイン。物語の進展が期待されるこの作品は、ファンからも高い評価を受けています。

新たなコミックサイトのローンチ

そして文藝春秋は、2024年11月に新たなコミックサイト「Seasons（シーズンズ）」を立ち上げました。「春夏秋冬、恋をする。」をテーマにしたこのサイトでは、さまざまなジャンルの作品を楽しむことができます。この新たな試みにも注目が集まっています。

今後も文藝春秋は、読者の期待に応える電子書籍の提供を続けていくことでしょう。これからの作品に乞うご期待です。