2026年度のデフハンドボール強化トレーニングが、5月30日と31日の両日に東京の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われました。このトレーニングは、公益財団法人日本ハンドボール協会のデフハンドボール専門委員会の主催で、今年度の最初のイベントとなります。参加者には、昨年11月に開催されたデフリンピックで初出場・初勝利を収めた東京2025デフリンピック代表から10名と、その他の選手を含む13名が集まりました。
このトレーニングは今後の国際大会に向けた人材発掘と競技力の向上を目指しているため、代表チームとしての活動ではないものの、その熱意は十分に伝わってきます。特に、デフリンピック後に初めて参加した高校生選手たちや、各地から集まった指導者や手話通訳者たちが加わったことで、フレッシュな雰囲気が漂っていました。トレーニングの中では、デフリンピックの際と変わらない津村開選手の軽快な動きも際立ちました。
トレーニング初日は身体を整える基本的なトレーニングに重点が置かれましたが、次の日にはプレーの連動性や状況判断を鍛えるボールトレーニングに進みました。約2日間という短いスパンでしたが、デフハンドボールの仲間が一堂に集まり、高揚感と心地よい緊張感が交じり合う場となりました。
デフハンドボール専門委員会は、国際レベルで争う競技力向上だけでなく、全国各地で聴覚障害を持つ方々がハンドボールに安全に参加できるような環境の整備にも努めており、ネットワークを広げることにも力を入れています。今回は参加者全体の底上げを図りつつ、更なる前進を目指していく意気込みを見せました。このトレーニング事業は、独立行政法人日本スポーツ振興センターからの補助金及び東京都のパラスポーツ競技団体活動促進事業費助成金を活用して実施されています。選手たちの新たな挑戦がまた始まります。今後の彼らの活躍に、さらなる期待が寄せられることでしょう。