会計士転職調査
2025-01-28 16:03:34

会計士・税理士の転職意識調査 2024夏:現在の動向と希望の勤務形態

会計士・税理士の転職意識調査 2024夏の結果



2024年8月、株式会社TACプロフェッションバンク(本社:東京都千代田区)が実施した会計士・税理士、財務・経理担当者の就職・転職に関する意識調査が発表されました。本調査は、会計職への就職希望者の動向を分析することを目的としており、具体的な結果が示されています。

調査概要



この調査は、3つの就職説明会で行われ、合計310名の参加者が集まりました。実施日は、2024年の8月9日、10日、16日で、場所はそれぞれ東京、大阪、名古屋です。284名がアンケートに回答し、多様な属性のデータが収集されています。

対象者属性



調査結果では、参加者の多くは関東エリアから(163名)、次いで関西(85名)、東海(36名)となりました。年齢層は、新卒が96名、10~20代(新卒を除く)が118名、30代が50名、40代以上が16名という割合になっています。

就業状況においては、新卒が96名、在職中が82名、離職中が47名という構成です。年収については、300万円以下が30名、301万~400万円が15名、401万~500万円が21名など、一部の参加者が自らの年収について明示しています。資格については、税理士試験結果待ちの71名が最も多かったことがわかります。

希望する年収と勤務形態



参加者が希望する年収では、「301万~400万円」が最も多く、現年収に基づいた堅実な希望が見受けられました。また、勤務形態については、「完全出社」を希望する割合が前年比で増加し、31%に達しました。しかしながら、「週3,4日出社」を望む求職者も多数いて、柔軟な勤務体制を求める傾向が強いことが示されています。

就職・転職動機



就職や転職を考える理由として最も多かったのは「仕事内容」や「新しいことへの挑戦」です。多くの参加者が、自身のキャリアや希望する職務内容に基づいて転職を検討している様子が窺えます。

疑問や不安



一方、転職活動において「就職・転職先の選び方」が最も多くの参加者に挙げられ、不安を感じていることがわかりました。特に年代別の傾向が見られ、20代や40代以上の参加者がこの疑問を抱いていることが目立ちました。税理士試験の結果待ちの参加者は、仕事と勉強の両立についての不安も訴えています。

企業に求める情報



就職活動中に企業に開示してほしい情報としては、「職場環境」や「入社後のキャリアパス」に関する内容が上位に挙げられました。前年に比べ、職場環境の情報が重要視される傾向が大幅に増えています。

SNSの使用状況



調査参加者が最も多く使用するSNSとしては、「X(旧Twitter)」や「Instagram」が引き続き人気です。これらのプラットフォームは、情報収集や求人情報の確認において重要な役割を果たしています。

結論



この調査結果から、会計士・税理士業界の転職希望者が柔軟な働き方や職場環境に高い関心を持っていることが明らかとなりました。今後も、彼らの希望や不安に応じたサポート体制が求められるでしょう。


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会社情報

会社名
TAC株式会社
住所
東京都千代田区神田三崎町3-2-18TAC本社ビル
電話番号

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