Cloudbase SensorがNode.jsアプリケーションに新機能を追加
Cloudbase株式会社は、国産のセキュリティプラットフォーム「Cloudbase」で新機能を発表しました。本機能は、Node.jsアプリケーションにおける依存パッケージのスキャンとSBOM(Software Bill of Materials)収集を可能にし、企業のアプリケーションセキュリティを一層強化します。近年、ソフトウェアサプライチェーンのリスクが高まり、企業には単にOSレベルの脆弱性管理だけでなく、アプリケーションが利用するオープンソースライブラリまでを含む可視化が求められています。
開発の背景
これまでのCloudbase Sensorは、主にOSレベルのパッケージに関する脆弱性情報を提供してきました。しかし、Webサービスやクラウドネイティブ開発で広く用いられているNode.jsについては、多くの外部ライブラリに依存する構造を持っており、OSとは異なるリスク要因が存在しています。このため、Node.jsアプリケーションに特化した詳細な可視化が必要でした。
新たに追加された機能は、Node.jsプロジェクトで実際に使用されている依存パッケージを自動的に検出し、SBOMとして管理することができるようにしたものです。これにより、企業はより安全な開発環境を構築できます。
アップデート内容
Cloudbase Sensorは、サーバー上に稼働するNode.jsアプリケーションを自動的に検出し、利用されているライブラリ情報を収集します。収集される情報の例は以下の通りです:
- - ライブラリ名
- - バージョン
- - ライセンス情報
- - 配置場所
収集した情報はSBOMとして一覧表示され、関連する脆弱性情報も確認できる仕組みになっています。
本機能の特長
1.
パッケージ管理ツールに依存しない検出方式
`package.json`を直接解析するため、npmやyarn、pnpmといったパッケージマネージャーの種類に左右されません。
2.
実際に利用されているライブラリのみを可視化
ロックファイル(`package-lock.json`や`yarn.lock`)ではなく、実際にインストールされているパッケージのみを正確に収集します。
3.
追加設定不要で利用可能
Sensorのアップデートによってこの機能が即座に利用できるようになります。
今回のリリースはNode.jsに対するものですが、将来的には他のプログラミング言語への対応も検討されています。
期待される効果
この機能の導入により、企業はOSからアプリケーション層までの脆弱性を統合的に管理できるようになります。具体的には、
- - クラウドやオンプレミス環境におけるアプリケーションリスクの包括的な把握
- - SBOMを活用した継続的な脆弱性管理の向上
- - OSS利用状況の可視化によるガバナンスの強化
が期待されます。Cloudbaseは、今後もクラウドのリスクを可視化し、継続的なセキュリティ運用をサポートする機能の拡充を進めていきます。
Cloudbase株式会社について
Cloudbase株式会社は、代表の岩佐晃也氏が2019年に設立したスタートアップ企業で、AWSやMicrosoft Azure、Google Cloudなどのマルチクラウド環境におけるリスクを総合的に管理できるセキュリティプラットフォームを提供しています。クラウド環境だけでなく、オンプレミス環境も含めて企業のインフラ全体が可視化され、セキュリティリスクを持続的に管理するサポートを行っています。