フランスとの航空政策協力、東京で第7回作業部会開催
2023年4月24日から25日、東京にて日本とフランスの航空当局が協力の強化を図るため、7回目の作業部会が開催されました。この取り組みは、両国間での相互理解を深め、航空政策における重要な分野での協力を進めることを目的としています。出席者には、日本側から国土交通省の中山理映子審議官が参加し、フランス側からは国際協力課長のポール・アヴリリエ氏が出席しました。
本作業部会では、主に3つの議題について討論が行われました。まず、「空飛ぶクルマ」と「ドローン」に関する議論では、2025年に大阪で開催される万博に向けた航行基準の整備状況やドローンの運航管理システムについて意見交換が行われ、複数の無人航空機を効率的に運航するための進展が報告されました。
続いて、持続可能な航空に関する議題では、国際民間航空分野における2030年までの5%炭素削減の目標達成に向けた政策について議論が行われ、特に持続可能な航空燃料(SAF)の利用促進に向けた取り組みが話し合われました。SAFは環境に優しい航空燃料であり、その普及は航空業界の持続可能性向上に寄与します。
最後に、航空安全対策や女性操縦士・整備士の活躍を支援する取り組みについても意見交換が行われ、今後の更なる発展が期待されています。
この一連の活動を通じて、日本とフランスの航空政策はより密接に結びつき、国際的な航空ネットワークが一層強化されることでしょう。航空業界の未来に向けた両国の協力は、経済発展や国際交流の促進に寄与することが期待されています。今後の両国の取り組みに注目です。