CO2自動算定システム誕生
2025-01-28 14:23:22

AI活用で建設時のCO2排出量を自動算定する新システムの導入

AIで進化する建設業界



近年、多くの企業が持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進める中、特に建設業界におけるCO2排出量の削減が急務となっています。これを受け、株式会社ゴーレム(東京都千代田区)と阪急阪神不動産株式会社(大阪市北区)は画期的なプロジェクトを展開しました。それが、新たに開発されたシステム「Gorlem CO2」です。このシステムは、建物建設に際して発生するCO2排出量を自動で算定することができ、建設業のデジタル変革を推進します。

取組の背景



建築分野は全産業のCO2排出量の約3分の1を占めるとされています。このため、阪急阪神不動産は、持続可能な建設を目指し、CO2排出量削減に向けた取り組みを行ってきました。建物の生命周期において、材料調達から施工、使用、解体・廃棄にいたるまでのCO2排出量を正確に算定することが、効果的な削減策を生む鍵となります。

従来、CO2排出量の算定作業は、専門知識を持つ技術者が個別の建材に対して手作業で行っていました。この過程には多くの時間と労力がかかり、効率が悪いという課題が存在しました。そこで、AIを活用した「Gorlem CO2」の開発に至ったのです。

「Gorlem CO2」の機能



この新システムの最大の特徴は、煩雑なCO2排出量の算定作業を自動化することで、作業時間の大幅な短縮を実現する点です。これにより、仕事のスピードアップと共に、正確なデータを提供することが可能となります。また、従来のシステムでは、建設業者ごとに異なるデータ形式に対応する必要がありましたが、Gorlem CO2はAIテクノロジーに基づいて、さまざまなデータを効率よく処理することができます。

これにより、利便性が向上し、企業はより迅速にCO2排出量の把握や削減策の実行に移ることができるようになります。

今後の展開とカーボンニュートラル社会



ゴーレムと阪急阪神不動産は、今後、このシステムを活用して、今年度内に竣工予定のすべての物件においてCO2排出量を効率的に算定していく方針です。さらに、算定結果をもとにした具体的な削減策の立案にも取り組む予定で、カーボンニュートラル社会の実現に向けて貢献していくことを目指しています。

ゴーレムと阪急阪神不動産の紹介



  • - 株式会社ゴーレム
本社:東京都千代田区一番町15番地21
代表者:代表取締役 野村大輔
事業内容:DXプロダクトの開発と運用、建設・建物のデジタルトランスフォーメーション支援
会社HP

  • - 阪急阪神不動産株式会社
本社:大阪市北区芝田一丁目1番4号阪急ターミナルビル内
代表者:代表取締役社長 福井康樹
事業内容:オフィス・商業施設の賃貸、不動産開発、エリアマネジメントなど
会社HP

持続可能な未来に向け、AIと技術革新がどのように貢献していくのか、今後の展望に期待が高まります。


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会社情報

会社名
株式会社ゴーレム
住所
東京都千代田区一番町15番地21一番町コート7階
電話番号

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