日本エコレザー認定が新たに「ゴールド」を導入!
日本エコレザー認定(JEL)は、環境にやさしい革製品を広める取組みを進め、革製品の選択肢をさらに豊かにしています。この度、新たに「ゴールド」と呼ばれる認定基準が追加され、既存の基準も見直されました。この改訂により、消費者にとって選びやすさが増し、持続可能な製品へのアクセスが向上しています。
日本エコレザー認定の背景
日本エコレザー認定の目的は、製品のライフサイクル全体を通じて環境負荷を最小限に抑えることです。製造から輸送、販売、消費、再利用、さらには廃棄に至るまで、環境への配慮が求められます。日本エコレザーとは、これらの基準を満たして認定を受けた革を指し、消費者が安心して選べる革製品を提供しています。
新たな「ゴールド」認定基準の導入
最近の改訂で新設された「ゴールド」基準は、特定の革に対してさらなる評価を行うもので、業界のニーズを反映しています。また、これにより、ウェットブルーやクラストと呼ばれる製造方法で得られた革や、色の異なる革も簡単に申請できるようになりました。これにより、より多くの革が適切な評価を受けることが可能となり、日本エコレザーの選択肢がさらに広がっています。
日本エコレザーの特徴
日本エコレザー認定を受けた革には、以下のような5つの特徴があります:
1.
天然皮革ならではの味わい - 使用するほどに風合いが増し、独特の質感が楽しめます。
2.
徹底した安全基準 - 発がん性染料は使用せず、有害化学物質を厳しく検査して安全性を確保しています。
3.
快適な使用感 - 革特有のにおいが控えめで、臭気基準をクリアしています。
4.
トレーサビリティの確保 - 安全に調達された原料皮から製造されています。
5.
環境に配慮した製造 - 排水や廃棄物を適切に管理している工場で製造されています。
JELラベルとその信頼性
消費者は、製品に付けられた日本エコレザー認定ラベル(JELラベル)を通じて、その革がどのように認定されたかを確認できます。このラベルには認定番号があり、公式サイトから簡単に検索可能です。これにより、消費者は安心して製品を選ぶことができ、「安心・安全なモノ」を求める価値観に応えることができるのです。
これからの展望
日本エコレザー認定は、2006年に制定され、2009年から本格的に運用が始まりました。認定件数は年々増加しており、2025年2月時点で、革が868件、革製品が379件認定されています。この流れは、持続可能な素材としての認識をさらに広めていくことでしょう。
公式ウェブサイトでは、認定された革や製品の詳細が確認できます。環境にやさしい選択肢を探す際にはぜひ訪れてみてください。
日本エコレザー認定公式サイト
問い合わせ先
一般社団法人 日本皮革産業連合会
日本エコレザー担当
電話:03-3847-1451
メール:
[email protected]