イオンモールと三井不動産が学生を支援する新たなプロジェクト
イオンモール株式会社と三井不動産商業マネジメント株式会社の共同プロジェクト、「学生が働きたくなるショッピングセンター(SC)の実現プロジェクト」が2026年4月に西東京エリアの二つのSCで実証実験を開始します。これは、両社がショッピングセンター業界での学生アルバイトの採用および定着支援を目指す業界横断型の取り組みです。
このプロジェクトの目的は、学生が安心して働ける環境の提供と新たな働く価値の創出です。卒業後の就職先としても魅力があるSCを実現することで、学生の社会への第一歩をサポートすることを目指しています。
プロジェクトの概要
実証実験は、2026年4月から9月の期間に行われ、対象となる施設はイオンモール多摩平の森(東京都日野市)と三井ショッピングパーク ららぽーと立川立飛(東京都立川市)です。これらの施設に出店する約360の専門店が本プロジェクトに参画します。
さらに、プロジェクトで行われる主な取り組みには以下のようなものがあります。
1.
大学出張型のアルバイト説明会
学生生活を送る大学キャンパスで、直接学生に向けたアルバイト説明会を実施します。SCの近隣大学と連携し、学校公認のアルバイト紹介システムを利用して、合同説明会を開催します。この説明会では、安心して働ける環境や充実した福利厚生、学業との両立について詳しく説明されます。
2.
学生コミュニティ形成施策
SCで働く学生同士が交流できる「学生スタッフ交流会」を開催し、悩みや経験を共有できるコミュニティを形成します。これにより、学生同士の繋がりを促進し、定着率の向上が期待されます。
3.
学生生活応援企画
プロジェクト期間中、両SCで働く学生アルバイト向けに「ありがとうチケット」を配布します。これは映画観賞券や飲食引換券、美容ケアキットなど、学生生活の応援につながる様々な特典を提供するものです。
プロジェクト発足の背景
今回のプロジェクトは、SC業界において学生アルバイト比率が低い現状を打破することが目的です。学生が重視する福利厚生や良好な就業環境が十分に訴求できていない現状を踏まえ、SCを学生が安心して成長できる場所として再構築することが求められています。
イオンモール株式会社の大野社長は、このプロジェクトの意義を強調し、「地域の課題解決に向けて、パートナーと共に取り組む姿勢を大切にしている」と述べています。一方、三井不動産商業マネジメント株式会社の大林社長は、SCが学生にとって成長できる環境であることを信じ、業界全体の人材課題解決につながると期待を寄せています。
この新たな試みが、学生たちにとって魅力的な就労の場を提供することとなるのか、注目されます。実証実験の結果やその後の展開についても、今後の進捗に期待がかかります。