ワーク・エンゲイジメントの鍵
2026-08-05 15:50:48

新入社員のワーク・エンゲイジメントを高める鍵:経験学習の重要性

新入社員のワーク・エンゲイジメント向上を探る



株式会社アトラエ(以下、アトラエ)が新たな研究成果を発表しました。この研究は、大学時代の課外活動が新入社員のワーク・エンゲイジメントにどのように影響を与えるのか、また自己理解とにどのように関連しているかを解明するものでした。このテーマは、近年、多くの企業が抱える「新入社員の離職防止」に密接に関連しており、非常に重要な課題だと言えます。

課題背景


近年、人手不足が深刻化する中で、新入社員の離職は企業の経営課題として浮上しています。ワーク・エンゲイジメントとは、仕事に対する積極的な心理状態を指し、これを高める方法に企業の関心が寄せられています。しかし、多くの企業は実際に新入社員のエンゲイジメントを向上させる具体的な要素が明確ではないため、効果的な対策を見つけられずにいました。

研究の方法と内容


本研究では、4年制大学を卒業した正規雇用の新入社員50名を対象に、入社後のおおよそ10ヶ月後に広範囲なアンケート調査を実施しました。このアンケートは、学生時代の活動内容(いわゆる「ガクチカ」)や、経験学習の程度、自己理解の深さ、主観的な適合感、そしてワーク・エンゲイジメントの状態を測定するものでした。

調査の結果、特に「ガクチカ」における経験学習の質が新入社員の自己理解や主観的な適合感、さらにはワーク・エンゲイジメントに強い関連があることが明らかになりました。つまり、単なる活動の有無だけではなく、その活動を通じていかに深く自己を理解するかがエンゲイジメントを左右するのです。

組織作りに向けた提案


その結果を基に、アトラエは新入社員のワーク・エンゲイジメント向上に向けた3つの重要な提案をしています。

1. 経験の質に注目する:ただ活動を経験するのではなく、「どのように経験したか」が重要です。自己理解を深めることが、新入社員のエンゲイジメント向上につながります。

2. 経験学習のプロセスを重視する:選考プロセスにおいて、学生がどのような体験をし、何を学んだかに焦点を当てることが有効です。省察的な経験が、企業に対する適合性を判断する助けとなります。

3. 適材適所の配置設計:新入社員の能力や自己理解に基づいて、適切な仕事に配置することでエンゲイジメントを高めることが可能です。

これらの提案は、新入社員の早期離職を防ぎつつ、高いワーク・エンゲイジメントを実現するための鍵と言えるでしょう。

新たなマッチングの可能性


さらに、京都大学経営管理大学院 関口倫紀教授は「相互選択のプロセス」の重要性について言及します。企業が学生を選ぶだけでなく、学生も企業を選ぶという立場で、お互いの理解が適合感を高めると述べています。今後、経験学習が求められる学生が増えれば、企業はより高いエンゲイジメントを持つ人材を獲得するチャンスが得られるのです。

まとめ


この研究を通じて、新入社員のエンゲイジメント向上についての新たなアプローチが示されました。企業が新入社員のエンゲイジメントを向上させるためには、学生時代の経験をどのように活かしているかに注目し、採用の際にその経験の質を重視することが重要です。将来的には、このような視点から組織作りを進めることで、早期離職を減らし、エンゲイジメントを高める成功モデルが築かれるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社アトラエ
住所
東京都港区麻布十番1-10-10 ジュールA 8F
電話番号

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