株式会社空、AIによるホテル料金戦略を強化する資金調達を実施

株式会社空がAIで料金戦略を進化

株式会社空（渋谷区）は、AIを活用したホテル向け料金戦略システム「MagicPrice」の開発を行っている企業です。このたび同社は500 Startups Japanやインキュベイトファンド、個人投資家の千葉功太郎氏から資金調達を実施しました。資金調達額は非公開ですが、悪化した旅行環境にもかかわらず、この決定は国内旅行・宿泊業界に対する注目を集めています。

資金調達の背景

現状、旅行業界はインバウンド需要の回復が見込まれています。株式会社空は、このチャンスを活かし、より良いサービスを提供するために人員体制を強化する方針です。MagicPriceは、需給に応じた高精度な料金を提供するために、機械学習技術を活用しています。これにより、旅行者だけでなく、ホテル側にもメリットがあります。

MagicPriceの特長

MagicPriceは、旅行者が快適に宿泊できるよう、さまざまな特長を持っています。主な特長には以下があります：
1. 機械学習技術の導入：使用すればするほど算出精度が向上し、どんな時でも最適な料金を提供できます。
2. 親しみやすいUIデザイン：誰でも簡単に使用できるインターフェースを提供し、忙しいホテル業務のサポートをします。
3. 自動運用システム：プログラムいらずで運用が可能なため、従業員の負担を軽減します。

現在、MagicPriceはベータ版として一部のホテルで試用されており、引き続き参加ホテルを募集中です。さらに、2016年3月にはTECH LAB PAAKのデモデイに登壇し、栄誉ある「コロプラ賞」と「オーディエンス賞」を受賞。6月には「Web in Travel JAPAN & NORTH ASIA」のスタートアップコンテストにも選出され、注目を浴びています。

出資企業のプロフィール

株式会社空を支える出資者には、500 Startups Japanやインキュベイトファンド、千葉功太郎氏が名を連ねています。500 Startups Japanの代表であるJames Riney氏は、国内外でスタートアップ支援をする実績があります。インキュベイトファンドは、多くの企業の成長を見守ってきた信頼性のあるパートナーです。