新たな観光の形
2017-06-12 10:30:10

大阪にとどまらない新たな観光の形「SEKAI HOTEL」が誕生

大阪の新たな観光拠点「SEKAI HOTEL」誕生



観光立国化を目指す日本において、訪問外国人の数は確実に増加しています。特に大阪では、そんなトレンドに乗る形で新たな観光施設「SEKAI HOTEL」が2023年6月15日にオープンしました。これは、空き家をリノベーションして観光拠点に変えることで、地域の振興に貢献しようという独自の構想に基づいています。

増加する外国人観光客と大阪の魅力



近年、訪日外国人観光客の数は年々増加しており、特に2014年の約1,341万人から2015年には1,974万人へと急増しました。中でも、大阪には多くの外国人が訪れ、多様な文化や体験を求めています。特に関西は、日本の「おもてなし」に触れあえる人気のエリアとして知られており、その需要に応えるべく「SEKAI HOTEL」が生まれました。

クラウドホテル構想とは



「SEKAI HOTEL」は、従来型のホテルの枠を超えた新しい観光体験を提供するためのクラウドホテル構想を掲げています。このモデルでは、ホテルが一つの大きな建物内で全ての機能を持つのではなく、町中の空き家を活用して観光サービスを提供します。具体的には、客室やフロント、さらには飲食やアクティビティも、街全体にわたって分散的に存在することになります。

新しい体験と地域貢献



ホテルのコンセプトは「Little Japan × No Border」です。外国人観光客が日本の文化に直接触れられるような空間作りを意識しており、各部屋のデザインには工夫を施します。また、宿泊料金の一部は地域の課題解決や途上国への支援に充てられる方針を持っており、観光客だけでなく地域の人々にも利益が還元される仕組みです。

開業スケジュールと今後の展望



「SEKAI HOTEL」は、2023年6月12日に公式サイトが開設され、6月15日からフロントおよび客室がオープンします。初期段階では6室の客室があり、最大で32名を収容可能。将来的には客室を8室に拡充し、近隣の飲食店との連携を通じて地域経済の活性化を図る予定です。

さらに、障害者就労支援事業を行うNPO法人とも連携し、地域の持続可能な雇用創出にも寄与する計画があります。地元の人々が中心となって「SEKAI HOTEL」を運営できるようなモデルを目指し、地域全体が豊かになる未来を描いています。

参加企業の役割



「SEKAI HOTEL」の立ち上げには、複数の企業と団体が参加しています。具体的には、リノベーションやインテリアデザインを手がけるクジラ株式会社、民泊業を展開するOtomari、グラフィックデザインを担当するサイバーポートなど、多彩な分野からの支援が集まっています。これにより、多様なニーズに応えられるホテル運営が可能になります。

最後に



「SEKAI HOTEL」は、大阪の観光地としての魅力を引き出す新たな取り組みです。訪日外国人へ独自の体験を提供しながら、地域と共に成長していくことを目指しています。これからの「SEKAI HOTEL」に期待が高まります。

会社情報

会社名
クジラ株式会社
住所
大阪府大阪市北区中崎2-5-18中野ビル1階
電話番号
06-6375-7720

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