観光と防災の融合
2025-12-04 13:52:10

南三陸町観光協会が防災産業展2026に出展し観光と防災を融合

南三陸町観光協会が防災産業展2026に初出展



南三陸町観光協会が2026年1月に開催される『防災産業展2026』に出展することが決まりました。この展示会は、各種防災技術やソリューションを紹介する場であり、企業や自治体のビジネスマッチングの機会としても注目されています。観光と防災の融合を目指す南三陸町観光協会がここに出展する理由は、地域の震災経験を通じて得た知識とスキルを広めるためです。

防災への取り組みと地域の歴史



南三陸町は、東日本大震災で大きな被害を受けた地域として知られています。震災を経験したことから、地域の文化や教育を守るために観光協会は防災教育や災害伝承に力を入れてきました。これまでに、企業や学校、地方団体などを対象に累計3400団体、14万人以上に防災プログラムを提供しました。これにより、地域における防災意識の向上が図られています。

観光協会は、2011年から地域の語り部ガイドや行政、地元企業と協力しながら、「防災教育・災害伝承」に専念してきた結果、多くの訪問者に対して実践的な内容を提供しています。特に、震災伝承施設「南三陸311メモリアル」の管理運営を通じて、来町者に対して体験型のラーニングプログラムを展開しており、「もしあなたがそこにいたらどう行動するか?」をテーマにした取り組みが高く評価されています。

防災産業展2026での展示内容



出展ブースでは、企業向けの防災研修や教育旅行のプログラム、特別講話プログラムなどが紹介されます。「防災×SDGs企業研修」を通じて、机上の防災から実践に移すための具体的なアプローチを提案します。これにより、地域の取り組みが他の企業や自治体に浸透し、全国レベルでの防災意識の向上が期待されています。

また、出展情報として、南三陸311メモリアルの顧問である髙橋一清氏や観光協会事務局長の及川和人氏、旅行企画部門チーフの菅原きえ氏も参加予定です。来場者には、事前申し込みを通じてプログラム内容の充実した資料を要求できるようになっています。

今後の展望



南三陸町観光協会の出展は、防災教育や災害伝承を広めるための重要なステップであり、地域の安全を確保し、観光振興にも寄与する取り組みと言えます。震災の経験を生かし、今後も多くの人々に防災の重要性を伝える活動を続けていく予定です。

このように、南三陸町観光協会は観光振興と防災教育を結びつけ、地域社会の未来のために取り組みを進めています。防災産業展2026を通じて、多くの企業や自治体とのつながりを求め、さらなる発展を目指していくことでしょう。


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会社情報

会社名
一般社団法人南三陸町観光協会
住所
宮城県本吉郡南三陸町志津川五日町200番地5
電話番号
0226-47-2550

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