『こうして日本人だけが騙される』が示す国際政治の真実

書籍『こうして日本人だけが騙される』が示す国際政治の真実

ダイレクト出版株式会社は、著書『こうして日本人だけが騙される：マスコミが報じない国際政治の舞台裏』を9月1日に販売開始しました。この書籍は、危機管理コンサルタントの丸谷元人氏によるもので、主に楽天ブックスで流通しています。定価は2970円（税込）、全481ページにわたるボリュームは、多くの読者の関心を引きつけることでしょう。

丸谷氏はパプアニューギニアや中東、ナイジェリアなど、世界の「危険な場所」で現地部族やマフィアと交渉を重ねた経験を持ちます。その中で目撃した数々の現場から、国際情勢の裏側を暴露する内容は、安倍元首相の暗殺事件や物価高騰、スイスでの大富豪の秘密会議など、多岐にわたります。この書籍は、ただのニュースの受け手から一歩進み、読者が自ら情報を正しく読み解く力を養うことを目的としています。

この書籍の構成は、三つの部に分かれています。第1部では、日本が国際社会の中でどのように位置づけられているかを歴史的観点から振り返ります。特に「安倍元首相暗殺事件の黒幕」や「北方領土問題はアメリカが作ったのか？」といったテーマが取り上げられ、読者に新たな視点を提供します。

第2部では、ウクライナの汚職問題やアフリカでの大国の代理戦争、経済における不都合な真実など、現代社会が直面する課題について掘り下げていきます。報道では見えてこない隠されたニュースの裏側を明らかにすることで、読者は情報的背景を理解する手助けとなります。

第3部では、私たちの生活に直結するテーマ、具体的には食糧危機やSDGsの疑問点、ワクチンに対する警戒などが論じられています。これらの問題を通じて、社会の仕組みを理解する一助となることを目指しています。

丸谷氏の経歴からも、その専門性と経験の豊かさが伺えます。彼は1974年に奈良県で生まれ、オーストラリア国立大学でアジア安全保障について学びました。その後、パプアニューギニアや中東、ナイジェリアに駐在し、様々な危険な業務に従事してきました。特にインテリジェンスの分野での彼の見識は多くの専門家から高く評価されており、すでに2700部の予約が入っている程です。

また、本書では39本のコラムが挿入され、実際に役立つ情報分析のノウハウも提供されます。これにより読者は、どのように情報を考察し、正確性を判断するかを学ぶことができます。特に、戦争プロパガンダやフェイクニュース、ニュース検索の方法についての具体的な手法が紹介されています。

特筆すべきは、元公安調査庁の藤谷昌敏氏や防衛省の外薗健一朗氏らが推薦の言葉を寄せている点です。藤谷氏は「30年以上、知らないことがたくさん本書に書かれている。これは大きな驚きで、一気に読んでしまった」と述べ、外薗氏は「このレベルの情報は自衛隊でも手に入らなかった」と感嘆しています。

現代の情報社会で自らの判断を確立したい方や、国際的なニュースの裏側をより深く理解しようとする読者には、本書はまさに必読の一冊と言えるでしょう。

書籍の購入は以下のリンクから可能です。