岡山大学が進める多文化共修事業の展望
岡山大学(岡山市北区)は、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けた多文化共修事業を進めています。この度、2024年度に採択された文部科学省の支援事業に基づく外部評価準備委員会を津島キャンパスで開催しました。
外部評価準備委員会の目的
11月4日に行われたこの会議では、プロジェクトの計画やこれまでの実績について外部評価委員に共有し、意見交換を行うことが主な目的でした。また、今後の評価方法の検討も議題となりました。出席したのは、那須保友学長をはじめとする副学長や教職員らです。
プログラムの概要
多文化共修事業は、地域と国際社会に貢献する人材を育成するため、異なる文化や背景を持つ人々との対話を重視しています。国際教育や地域密着型の教育を通じて、学生たちの成長を促すことが主眼です。具体的には、学生がさまざまな分野で活躍できるための「Well-being実践人」の育成を目指しています。
意見交換の内容
会議では、鈴木副学長から事業計画や現状の報告があり、質疑応答も行われました。出席した委員らからは、今後の国際戦略や事業展開に向けた有益なアドバイスが寄せられ、学長もその意見を非常に重要視しています。特に、岡山大学の学生について「真面目で勤勉、けれどおとなしい」と評価される中、「意欲的な学生に変えていく」ことへの意欲を表明しました。
事業の意義と今後の取り組み
岡山大学の多文化共修事業は、教育の国際化を進める中で、地域社会や国際関係の深化を図る重要なプロジェクトです。大学の国際化を推進し、地域の特性に根ざした教育を展開することで、未来のリーダーを育成する環境を整えています。これからも、地域中核となる特性を持つ研究大学として、多文化共修に取り組む姿勢を維持し、岡山大学のさらなる発展を期待したいと思います。
外部評価委員のメンバー
委員には東北大学や大阪公立大学、岡山市の担当者などが含まれ、多様な視点から意見をいただいています。今回の会議に欠席した委員もおり、次回以降の参加を期待しています。
岡山大学の取り組みが地域社会や学生に良い影響を与えることを願い、今後の進展を見守っていきたいと思います。