名古屋市の多文化共生プロジェクト~学生たちの挑戦~
名古屋市は、多様な人々が共に生活する街です。しかし、外国人住民との交流が少なく、多文化共生が十分に実現されていないという現状があります。そこで、公益社団法人名古屋青年会議所は、名古屋市内の大学生たちと協力し、地域の課題に取り組むプロジェクトを2025年4月からスタートしました。
ゴミの分別に関する課題
本プロジェクトの一環として、学生たちは外国人住民の生活に密接に関連する「ゴミ分別」に焦点を当てた提言書を作成しました。名古屋市中でも特に外国人住民が多い新栄学区を中心に、学生たちは日本語・英語でアンケート調査を実施。結果として、約70%の外国人住民が「ゴミの捨て方や分別方法がわからない」と回答したことが分かりました。これは、外国人にとって深刻な課題であり、彼らが安心して生活するためには、何らかの支援が必要であることを示しています。
提言書の内容
この課題に応える形で、学生たちは名古屋市中環境事業所や地域住民へのヒアリングを行い、試験的なゴミ分別イベントも開催。その結果、体験型で学べる多言語支援施策を取り入れた提言書が完成しました。具体的には以下の2つの施策が挙げられます。
1.
体験型ゴミ分別イベントの実施
色分けされたゴミ箱を使い、ピクトグラムを配置した参加型イベントを提案。これにより、直感的に理解できるよう工夫されています。
2.
多言語ガイドブックの配布
ゴミのルールを解説したイラスト付きのガイドブックを作成し、外国人住民が利用しやすいよう配布を目指します。
この提言書は、2025年10月1日(水)13:00~14:30に中区役所第1会議室で行われる正式な提出イベントで、学生代表が中区長に直接説明を行う予定です。この際、プロジェクトの意義や彼らの今後の取り組みについて語る貴重な機会となります。
取材のご依頼
当日の様子は、多文化共生に向けた一歩として大変重要なものです。ぜひ取材・掲載をご検討いただけますようお願い申し上げます。学生たちがどのようにして地域課題に取り組んでいるのか、そして彼らの想いをぜひお伝えください。
お問い合わせ先
このプロジェクトは公益社団法人名古屋青年会議所の多様性都市NAGOYA構築委員会が主催しています。ご関心のある方は、以下の連絡先にお問い合わせください。
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