ネット安全の未来を探る「JPAAWG 9th General Meeting」開催迫る
インターネットの脅威は日々進化し、複雑化しています。これに対抗するため、国内のネットワークセキュリティ業界団体であるJPAAWG(ジェイピーアーグ)は、2026年11月5日(木)・6日(金)に第9回目の年次カンファレンス「JPAAWG 9th General Meeting」を開催します。会場は東京の大手町プレイスホールで、オンライン参加も可能なハイブリッド形式となっています。
このイベントでは、サイバー攻撃やフィッシングなどの直接的な脅威に加え、AIの発展、国際的技術標準の変化、通信手段の進化、暗号技術の新たな展開など、多様なセキュリティ課題が扱われます。JPAAWGは、これらのトピックスを通じて、インターネットの安全を守るために必要な知見を深めようとしています。
プログラムには、グローバルなアンチアビューズ活動を行うM3AAWG(マアグ)や、DMARC.orgなどの国際的な組織からの講演者が参加します。AIを利用した攻撃・防御に関する研究や、フィッシング、メッセージの到達性向上策、次世代のメールセキュリティについても議論されます。特に、10月26日から29日にフランス・パリで開催された「第68回General Meeting」での最新情報も共有される予定です。
また、セッションの2日目には、警察庁や総務省、法務省公安調査庁、日本データ通信協会が参加する官公庁セッションも実施され、さまざまな立場の参加者が具体的な解決策やアクションを探る「Open Round Table」が開催されます。これにより、参加者同士で知見や経験を交換し、具体的な行動に結びつけることができるのです。
さらに、耐量子計算機暗号やなりすまし対策として注目を浴びるBIMIの普及状況についても言及され、将来のインターネット・メッセージング環境を見据えたテーマが幅広く扱われます。JPAAWGは、M3AAWGとの連携を強化し、国内外の関係者と情報を共有し、インターネット上の脅威に対する多角的な対策を進めています。
このカンファレンスは、単なるセキュリティ専門家や研究者のためのイベントではありません。運用や開発の現場で直面するセキュリティ課題に対して、業界の壁を越えて情報を共有する貴重な機会でもあります。実際、2018年から始まったこの年次イベントは、毎年多くの参加者が集まり、定員を超える申し込みがあるほどです。コロナ禍以降も対面とオンラインのハイブリッド形式での開催が続けられており、全国各地からの参加が促進されています。
JPAAWG自体は、M3AAWGの日本リージョンとして、インターネットの健全な発展を守るために活動しています。様々なネットワーク上の脅威に対抗し、業界に向けた情報提供や警告を行い、新たな技術や制度的な対応を模索しているのです。
興味のある方は、ぜひ公式ウェブサイトからの事前登録をお勧めします。参加費は無料ですが、一部座席は限定されていますので、早めの申し込みをお忘れなく。
イベント開催概要
- - 名称:JPAAWG 9th General Meeting
- - 会期:2026年11月5日(木)・6日(金)
- - 会場:大手町プレイスホール(オンライン参加可能)
- - 主催:JPAAWG運営事務局
- - 参加費:無料(事前登録必要)
公式プログラムなどの詳細は、公式ウェブサイトをチェックしてください。安全なインターネット環境を目指すための貴重な情報が満載のイベントです。