神戸市が日本企業の海外進出を支援する新プログラムを発表

神戸市が海外進出支援のパートナーシップを強化

日本の中小企業にとって、海外進出は魅力的でありながらも複雑なプロセスです。しかし、海外ビジネスの拡大に向けた後押しを行うための効果的な支援プログラムが、新たに登場しました。株式会社グロスペリティは、神戸市が提供する「KOBE海外Bizアシスタンス」のパートナー企業として選ばれ、企業の国際化を支援する役割を担うことが決まりました。

KOBE海外Bizアシスタンスの概要

このプログラムは、神戸市が推進する海外ビジネス支援事業であり、市内の企業が国際市場で成功できるよう総合的な支援を提供します。神戸市は、この事業を通じて、市内企業が海外進出を実現できるよう、海外ネットワークを持つ14社の民間事業者をパートナーに選定しました。

支援内容の充実

従来、支援の中心は現地の潜在的なパートナー企業をリストアップすることでした。しかし、2025年度からは支援内容が大きく拡充され、企業のニーズに応じた実践的なサービスが新たに提供されます。具体的な支援内容は次の通りです：

1. 海外市場調査
現地の市場の動向や競合他社の動き、市場ニーズに関する調査を行い、その結果をまとめたミニレポートを提供します（A4 5枚程度）。

2. 企業リストアップ
バイヤーや販路代理店候補、資材調達や生産委託のための現地企業をリストアップし、候補となる企業を5社から10社程度まとめます。

3. 商談支援
上記でリストアップした企業に対する商談支援を行い、アポイントメントの取得などをサポートします。

これらのサービス提供により、企業は海外市場への理解を深めつつ、具体的なビジネスチャンスを見つけることが容易になります。

代表者の思い

グロスペリティの代表取締役である岩﨑正隆氏は、「日本から世界へ」との会社の理念に基づき、これまでにも多くの企業の国際展開をサポートしてきました。神戸市とのこの協力関係が築かれることに対して、彼は非常に期待を寄せており、「信頼ある自治体との連携によって、私たちのノウハウをより多くの企業に届けることができることを嬉しく思います。」とコメントしています。