映画『まぜこぜ一座殺人事件~まつりのあとのあとのまつり~』が2024年10月18日より、ヒューマントラストシネマ渋谷とキネカ大森で公開されます。これに先立ち、初日舞台挨拶が行われ、その詳細が発表されました。
この作品は、俳優の東ちづるが企画・構成・プロデュースを手がけたもので、一般社団法人Get in touchの制作によるものです。映画には、義足や車椅子ユーザー、全盲、ダウン症、聾者、ドラァグクイーン、トランスジェンダー、こびとなど様々な特性を持つキャストが出演し、観客に笑いと感動を届けるエンターテイメントが展開されます。特に、出演者たちが自身の個性を活かしながら、一体感を持ってパフォーマンスを繰り広げる姿には、多様性の美しさが描かれています。
初日には、豪華キャストが舞台挨拶に登壇予定で、俳優の東ちづるや声優の三ツ矢雄二、ドラァグクイーンのドリアン・ロロブリジーダ、俳優のマメ山田といった多彩なメンバーが一堂に会します。特に三ツ矢雄二は、その日が古希を迎える特別なタイミングともなります。
初日舞台挨拶は、キネカ大森で午後2時から、ヒューマントラストシネマ渋谷では午後6時から、それぞれ行われます。両劇場では、手話通訳も用意されており、バリアフリー配慮もなされています。映画は91分の本編の後に約30分の舞台挨拶が設けられる予定です。
本作はその表現方法でも注目を集めており、「見せかけのヒューマニズムは無用」とする強いメッセージが込められています。特にマイノリティなパフォーマーたちの本音、疑問、怒りと笑いが融合して展開されます。この作品の姿勢は、単なるエンターテイメントに留まらず、社会への強いメッセージを伝えるものです。
また、本作のエンディング曲である「Get in touch!」は、声優11人によるボランティア参加のもと制作され、現在の再生回数は58,000回を超えています。オフィシャルサイトでは映画の最新情報や予告編も楽しむことができるため、ぜひチェックしてみてください。
さらに、視覚や聴覚に障害を持つ方々にも楽しんでいただけるよう、バリアフリー字幕や音声ガイドが実装されており、アプリ「HELLO!MOVIE」を使って、スマートフォン経由で音声ガイドを体験できます。このように、誰もが楽しめる映画として、多様性と包容性を実現しています。
映画『まぜこぜ一座殺人事件~まつりのあとのあとのまつり~』は、観客に深く響くエンターテイメントとしての体験を提供します。多様で独自の視点から、命のこと、表現のことを考える機会を是非、映画館で体感してみてください。